$a$, $b$ は有理数とし、$\sqrt{3}$ は無理数とする。$a + b\sqrt{3} = 0$ ならば $a = b = 0$ であることを証明する。

代数学無理数有理数背理法数式証明
2025/5/8

1. 問題の内容

aa, bb は有理数とし、3\sqrt{3} は無理数とする。a+b3=0a + b\sqrt{3} = 0 ならば a=b=0a = b = 0 であることを証明する。

2. 解き方の手順

背理法を用いて証明します。b0b \neq 0 と仮定します。
a+b3=0a + b\sqrt{3} = 0 より、
b3=ab\sqrt{3} = -a
両辺を bb で割ると、
3=ab\sqrt{3} = -\frac{a}{b}
aabb は有理数なので、ab-\frac{a}{b} も有理数です。
しかし、これは 3\sqrt{3} が無理数であるという仮定に矛盾します。
したがって、b=0b=0 でなければなりません。
a+b3=0a + b\sqrt{3} = 0b=0b = 0 を代入すると、a+03=0a + 0\sqrt{3} = 0 となり、a=0a = 0 が得られます。
よって、a=b=0a = b = 0 が成り立ちます。

3. 最終的な答え

a+b3=0a + b\sqrt{3} = 0 ならば a=b=0a = b = 0 である。

「代数学」の関連問題

与えられた数式の値を計算する問題です。数式は $\frac{2-\sqrt{3}}{2+\sqrt{3}}$ です。

式の計算有理化平方根
2025/5/8

与えられた数式を計算する問題です。数式は $(\sqrt{12} - \sqrt{8})(\sqrt{48} + \sqrt{32})$ です。

根号式の計算展開平方根
2025/5/8

与えられた式 $4x^2 + 7xy + 4y^2$ を因数分解します。

因数分解二次形式多項式
2025/5/8

与えられた分数の分母を有理化する問題です。 与えられた分数は $\frac{\sqrt{3}}{2-\sqrt{5}}$ です。

分母の有理化平方根代数
2025/5/8

$x = \frac{\sqrt{6} + \sqrt{2}}{2}$ のとき、以下の式の値を求めよ。 (1) $x + \frac{1}{x}$ (2) $x^2 + \frac{1}{x^2}$ ...

式の計算有理化展開累乗
2025/5/8

与えられた式 $\frac{2}{\sqrt{3}+1}$ を計算し、分母を有理化して簡略化する。

分母の有理化式の簡略化平方根
2025/5/8

$a$ が与えられた値をとるとき、$|a-1|+|a+2|$ の値を求めよ。 (1) $a=3$ (2) $a=0$ (3) $a=-1$ (4) $a=-\sqrt{3}$

絶対値式の計算場合分け
2025/5/8

$a$ が与えられた値をとるとき、式 $|-11+a|+2$ の値を求める問題です。$a$ の値はそれぞれ、3, 0, -1, $-\sqrt{3}$ の4つの場合について計算します。

絶対値式の計算
2025/5/8

放物線 $y = x^2 + 2x$ を $y$軸に関して対称移動し、さらに$x$軸方向に $-4$、$y$軸方向に $4$ だけ平行移動した放物線を $C_1$ とする。また、放物線 $y = x^...

放物線平行移動対称移動二次関数接する
2025/5/8

$n$ は自然数、$x_1, x_2, \dots, x_{2n}$ は 0 以上の整数とする。以下の式(1)~(3)について考える。 (1) $\sum_{k=1}^{n} x_k \leq n$ ...

組み合わせ二項係数不等式
2025/5/8