放物線 $y = x^2 + 2x$ を $y$軸に関して対称移動し、さらに$x$軸方向に $-4$、$y$軸方向に $4$ だけ平行移動した放物線を $C_1$ とする。また、放物線 $y = x^2 + 2x$ を $x$軸に関して対称移動し、さらに $y$軸方向に $p$ だけ平行移動した放物線を $C_2$ とする。$C_1$ と $C_2$ が接するとき、定数 $p$ の値とそのときの接点の座標を求めよ。

代数学放物線平行移動対称移動二次関数接する
2025/5/8

1. 問題の内容

放物線 y=x2+2xy = x^2 + 2xyy軸に関して対称移動し、さらにxx軸方向に 4-4yy軸方向に 44 だけ平行移動した放物線を C1C_1 とする。また、放物線 y=x2+2xy = x^2 + 2xxx軸に関して対称移動し、さらに yy軸方向に pp だけ平行移動した放物線を C2C_2 とする。C1C_1C2C_2 が接するとき、定数 pp の値とそのときの接点の座標を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、C1C_1 の方程式を求める。
y=x2+2xy = x^2 + 2xyy軸に関して対称移動すると y=(x)2+2(x)=x22xy = (-x)^2 + 2(-x) = x^2 - 2x となる。
さらに、xx軸方向に 4-4yy軸方向に 44 だけ平行移動すると、
y4=(x+4)22(x+4)y - 4 = (x + 4)^2 - 2(x + 4) となる。
したがって、C1C_1 の方程式は、
y=(x+4)22(x+4)+4=x2+8x+162x8+4=x2+6x+12y = (x+4)^2 - 2(x+4) + 4 = x^2 + 8x + 16 - 2x - 8 + 4 = x^2 + 6x + 12
次に、C2C_2 の方程式を求める。
y=x2+2xy = x^2 + 2xxx軸に関して対称移動すると、y=x2+2x -y = x^2 + 2x より y=x22xy = -x^2 - 2x となる。
さらに、yy軸方向に pp だけ平行移動すると、yp=x22xy - p = -x^2 - 2x となる。
したがって、C2C_2 の方程式は、
y=x22x+py = -x^2 - 2x + p
C1C_1C2C_2 が接するとき、x2+6x+12=x22x+px^2 + 6x + 12 = -x^2 - 2x + p が重解を持つ。
2x2+8x+12p=02x^2 + 8x + 12 - p = 0
x2+4x+6p2=0x^2 + 4x + 6 - \frac{p}{2} = 0
判別式 D=424(6p2)=1624+2p=2p8=0D = 4^2 - 4(6 - \frac{p}{2}) = 16 - 24 + 2p = 2p - 8 = 0
2p=82p = 8
p=4p = 4
x2+4x+62=0x^2 + 4x + 6 - 2 = 0
x2+4x+4=0x^2 + 4x + 4 = 0
(x+2)2=0(x+2)^2 = 0
x=2x = -2
y=(2)2+6(2)+12=412+12=4y = (-2)^2 + 6(-2) + 12 = 4 - 12 + 12 = 4

3. 最終的な答え

p=4p = 4
接点の座標は (2,4)(-2, 4)

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