問題文は「aとbがともに整数であることは、$a+b$と$ab$がともに整数であるための(ア)」。 (ア)に当てはまる選択肢を選ぶ問題。選択肢はイです。

代数学集合必要条件十分条件整数の性質
2025/5/8

1. 問題の内容

問題文は「aとbがともに整数であることは、a+ba+bababがともに整数であるための(ア)」。 (ア)に当てはまる選択肢を選ぶ問題。選択肢はイです。

2. 解き方の手順

aabbがともに整数であるとき、a+ba+bababも必ず整数になります。つまり、aabbがともに整数であることは、a+ba+bababがともに整数であるための十分条件です。
逆に、a+ba+bababがともに整数であるとき、aabbが必ずしも整数とは限りません。例えば、a=1+2a = 1 + \sqrt{2}b=12b = 1 - \sqrt{2}とすると、a+b=2a+b = 2ab=12=1ab = 1 - 2 = -1となり、a+ba+bababはともに整数ですが、aabbは整数ではありません。つまり、a+ba+bababがともに整数であることは、aabbがともに整数であるための必要条件ではありません。
したがって、aabbがともに整数であることは、a+ba+bababがともに整数であるための十分条件であるが、必要条件ではありません。これは十分条件であると言えます。問題文には集合とあるので、集合における条件を当てはめる必要があり、正しくは必要条件、十分条件、必要十分条件、どれでもない、のいずれかを答えるべきですが、選択肢に該当するものがありません。
しかし、画像には選択肢の枠に「イ」と書かれていること、また問題文の構造から、これは「必要条件」、「十分条件」、「必要十分条件」、「どれでもない」のいずれかを選ぶ問題であると推測できます。
a,ba, b がともに整数ならば、a+ba + babab はともに整数です。これは、a,ba, b が整数であるという条件が、a+ba + babab が整数であるための十分条件であることを意味します。
逆に、a+ba + babab がともに整数であっても、a,ba, b がともに整数であるとは限りません。例えば、a=1/2a = 1/2, b=1/2b = 1/2 とすると、a+b=1a + b = 1ab=1/4ab = 1/4 となり、ababが整数にならないので条件を満たしません。a=1+2a = 1 + \sqrt{2}, b=12b = 1 - \sqrt{2}とすると、a+b=2a + b = 2ab=12=1ab = 1 - 2 = -1となり、a+ba + babab はともに整数ですが、a,ba, b は整数ではありません。これは、a+ba + babab が整数であるという条件が、a,ba, b が整数であるための必要条件ではないことを意味します。
したがって、(ア) には「十分」が当てはまります。選択肢イが「十分条件」に対応していれば、イが正解となります。

3. 最終的な答え

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