まず、与えられた微分方程式は非同次線形微分方程式なので、一般解は同次方程式の一般解と非同次方程式の特殊解の和で表されます。
同次方程式 dx2d2y+y=0 の一般解は、yh=C1cosx+C2sinx で与えられます。 次に、非同次方程式 dx2d2y+y=sinx の特殊解を求めます。sinx が同次方程式の解に含まれているため、特殊解を yp=Axcosx+Bxsinx と仮定します。 これを微分すると、
dxdyp=Acosx−Axsinx+Bsinx+Bxcosx dx2d2yp=−Asinx−Asinx−Axcosx+Bcosx+Bcosx−Bxsinx dx2d2yp=−2Asinx−Axcosx+2Bcosx−Bxsinx これを与えられた微分方程式に代入すると、
(−2Asinx−Axcosx+2Bcosx−Bxsinx)+(Axcosx+Bxsinx)=sinx −2Asinx+2Bcosx=sinx この式から、A=−21、B=0 が得られます。したがって、特殊解は yp=−21xcosx となります。 一般解は y=yh+yp=C1cosx+C2sinx−21xcosx で与えられます。