## 1. 問題の内容

応用数学力学微分微分方程式ニュートンの運動方程式単振動
2025/5/9
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1. 問題の内容

問題は2つあります。

1. 時刻 $t$ での質量 $m$ の物体の位置が $x = a \cos(\sqrt{\frac{k}{m}}t)$ (ただし、$a$ と $k$ は定数) で与えられるとき、その物体に作用する力として正しいものを選択肢から選びます。

2. $\frac{d}{dt}z(t) = -gt$ の微分方程式を解き、$z(t)$ を求めます。ここで、$g$ は重力加速度の大きさであり、$z(0) = h$ が初期条件です。

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2. 解き方の手順

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1. 物体に作用する力の導出**

物体の位置が x=acos(kmt)x = a \cos(\sqrt{\frac{k}{m}}t) で与えられているので、速度 vv と加速度 aa を時間 tt で微分して求めます。
速度 vv は位置 xx の時間微分です。
v=dxdt=akmsin(kmt)v = \frac{dx}{dt} = -a\sqrt{\frac{k}{m}}\sin(\sqrt{\frac{k}{m}}t)
加速度 aa は速度 vv の時間微分です。
a=dvdt=akmcos(kmt)=kmxa = \frac{dv}{dt} = -a\frac{k}{m}\cos(\sqrt{\frac{k}{m}}t) = -\frac{k}{m}x
ニュートンの運動方程式 F=maF = ma より、
F=m(kmx)=kxF = m \cdot (-\frac{k}{m}x) = -kx
したがって、物体に作用する力は kx-kx となります。
**

2. 微分方程式の解法**

ddtz(t)=gt\frac{d}{dt}z(t) = -gt を解きます。
両辺を時間 tt で積分します。
ddtz(t)dt=gtdt\int \frac{d}{dt}z(t) dt = \int -gt dt
z(t)=12gt2+Cz(t) = -\frac{1}{2}gt^2 + C
ここで、CC は積分定数です。初期条件 z(0)=hz(0) = h を用いて、CC を求めます。
z(0)=12g(0)2+C=hz(0) = -\frac{1}{2}g(0)^2 + C = h
よって、C=hC = h となります。
したがって、z(t)=12gt2+hz(t) = -\frac{1}{2}gt^2 + h です。
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3. 最終的な答え

1. 物体に作用する力: (6) $-kx$

2. $z(t) = -\frac{1}{2}gt^2 + h$

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