この問題は、以下の3つの問いに答えるものです。 (1) 1から9までの異なる数字の中から3つを選んで3桁の整数を作る場合の数を求める。 (2) 7人の生徒が輪の形に並ぶときの並び方の数を求める。 (3) 8人を2つの部屋A, Bに入れる方法の数を求める。ただし、誰も入らない部屋があっても良い。

離散数学組み合わせ順列円順列場合の数数え上げ
2025/5/9

1. 問題の内容

この問題は、以下の3つの問いに答えるものです。
(1) 1から9までの異なる数字の中から3つを選んで3桁の整数を作る場合の数を求める。
(2) 7人の生徒が輪の形に並ぶときの並び方の数を求める。
(3) 8人を2つの部屋A, Bに入れる方法の数を求める。ただし、誰も入らない部屋があっても良い。

2. 解き方の手順

(1) 1から9までの異なる数字の中から3つを選んで3桁の整数を作る場合の数
まず、1から9までの9個の数字から3個の数字を選ぶ組み合わせの数を計算します。これは順列の問題なので、
P(9,3)=9×8×7P(9, 3) = 9 \times 8 \times 7
を計算します。
9×8×7=5049 \times 8 \times 7 = 504
よって、3桁の整数は504個できます。
(2) 7人の生徒が輪の形に並ぶときの並び方の数
n人が輪の形に並ぶ場合の数は、(n1)!(n-1)!で求められます。
この問題では、7人の生徒なので、
(71)!=6!=6×5×4×3×2×1(7-1)! = 6! = 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1
を計算します。
6×5×4×3×2×1=7206 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 720
よって、7人の生徒が輪の形に並ぶ場合の数は720通りです。
(3) 8人を2つの部屋A, Bに入れる方法の数
各人は部屋Aまたは部屋Bのいずれかに入ることができます。
したがって、各人について2通りの選択肢があります。
8人それぞれが2通りの選択肢を持つので、全部で282^8通りの分け方があります。
28=2562^8 = 256
よって、8人を2つの部屋A, Bに入れる方法は256通りです。

3. 最終的な答え

(1) 504個
(2) 720通り
(3) 256通り

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