絶対値記号を含む不等式を解くためには、絶対値の中身の符号によって場合分けを行います。
(i) x−4≥0、つまり x≥4 のとき このとき、∣x−4∣=x−4 なので、不等式は x−4≤2x+1 となります。 これを解くと、
x−4≤2x+1 x≥4 という条件のもとで、x≥−5 が得られたので、共通範囲は x≥4 です。 (ii) x−4<0、つまり x<4 のとき このとき、∣x−4∣=−(x−4)=−x+4 なので、不等式は −x+4≤2x+1 となります。 これを解くと、
−x+4≤2x+1 x<4 という条件のもとで、x≥1 が得られたので、共通範囲は 1≤x<4 です。 (i)と(ii)の結果を合わせると、x≥4 または 1≤x<4 となるので、これらの和集合を求めると、x≥1 となります。 ただし、2x+1 は常に非負でなければならないことに注意する必要があります。つまり、2x+1≥0 である必要があります。これを解くと、 2x+1≥0 x≥−21 x≥1 という条件は x≥−21 を満たしているので、最終的な解は x≥1 となります。