平行四辺形ABCDにおいて、$AB = AD$ ならば $AC \perp DB$ であることをベクトルを用いて証明する。

幾何学ベクトル平行四辺形内積証明
2025/5/9

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、AB=ADAB = AD ならば ACDBAC \perp DB であることをベクトルを用いて証明する。

2. 解き方の手順

まず、a=AB\vec{a} = \overrightarrow{AB} , b=AD\vec{b} = \overrightarrow{AD} とおく。平行四辺形の性質より、AC=a+b\overrightarrow{AC} = \vec{a} + \vec{b}, DB=ab\overrightarrow{DB} = \vec{a} - \vec{b} と表せる。ACDBAC \perp DB を示すためには、ACDB=0\overrightarrow{AC} \cdot \overrightarrow{DB} = 0 を示せばよい。
ACDB=(a+b)(ab)\overrightarrow{AC} \cdot \overrightarrow{DB} = (\vec{a} + \vec{b}) \cdot (\vec{a} - \vec{b}) を計算すると、
ACDB=aaab+babb=a2b2\overrightarrow{AC} \cdot \overrightarrow{DB} = \vec{a} \cdot \vec{a} - \vec{a} \cdot \vec{b} + \vec{b} \cdot \vec{a} - \vec{b} \cdot \vec{b} = |\vec{a}|^2 - |\vec{b}|^2
AB=ADAB = AD より、a=b|\vec{a}| = |\vec{b}| なので、a2=b2|\vec{a}|^2 = |\vec{b}|^2
よって、ACDB=0\overrightarrow{AC} \cdot \overrightarrow{DB} = 0 となり、ACDBAC \perp DB が示された。

3. 最終的な答え

AB=ADAB=AD ならば ACDBAC \perp DB が成り立つ。

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