1. 問題の内容
正の奇数の列を、第 群に 個の奇数が入るようにグループ分けする。このとき、第 群の最初の奇数を求める。
2. 解き方の手順
まず、第 群の最初の奇数が、奇数列の中で何番目に現れるかを考える。第 群の最初の奇数は、第 群から第 群までの奇数の個数の和に を加えた順番の奇数である。
第 群には 個の奇数が含まれるので、第 群から第 群までに含まれる奇数の個数の合計は、
\sum_{k=1}^{n-1} 2^{k-1} = 2^0 + 2^1 + \dots + 2^{n-2}
これは初項 、公比 、項数 の等比数列の和なので、
\sum_{k=1}^{n-1} 2^{k-1} = \frac{1 \cdot (2^{n-1} - 1)}{2 - 1} = 2^{n-1} - 1
したがって、第 群の最初の奇数は、奇数列の中で 番目に現れる。
奇数列は であり、これは初項 、公差 の等差数列である。
したがって、奇数列の第 項は で表される。
第 群の最初の奇数は、奇数列の第 項なので、 を代入すると、その値は
2 \cdot 2^{n-1} - 1 = 2^n - 1
3. 最終的な答え
第 群の最初の奇数は である。
選択肢(a)が正解。