右の図のように数が並んでいる。縦横2個ずつの数を線で囲み、枠の中の4つの数を小さい順に $a, b, c, d$ とする。 (1) $a=41$ のとき、$a+b+c+d$ の値を求める。 (2) 枠をどこにとっても、$a+b+c+d$ の値は8の倍数になることを文字を使って説明する。

代数学数列文字式倍数整数の性質
2025/5/10

1. 問題の内容

右の図のように数が並んでいる。縦横2個ずつの数を線で囲み、枠の中の4つの数を小さい順に a,b,c,da, b, c, d とする。
(1) a=41a=41 のとき、a+b+c+da+b+c+d の値を求める。
(2) 枠をどこにとっても、a+b+c+da+b+c+d の値は8の倍数になることを文字を使って説明する。

2. 解き方の手順

(1)
a=41a=41 のとき、図を見ると b=43,c=53,d=55b=43, c=53, d=55 である。
したがって、
a+b+c+d=41+43+53+55=192a+b+c+d = 41 + 43 + 53 + 55 = 192
(2)
枠の中の最も小さい数を aa とすると、b=a+2b = a + 2, c=a+12c = a + 12, d=a+14d = a + 14 と表せる。
a+b+c+da+b+c+d を計算すると、
a+b+c+d=a+(a+2)+(a+12)+(a+14)a+b+c+d = a + (a+2) + (a+12) + (a+14)
a+b+c+d=4a+28a+b+c+d = 4a + 28
a+b+c+d=4(a+7)a+b+c+d = 4(a+7)
4(a+7)4(a+7) は 4の倍数であり、また問題より4つの数の和は8の倍数になることを示す必要があるので、さらにa+7a+7が偶数であることを示す。
aaが奇数の場合、a+7a+7 は偶数となる。aaが偶数の場合、a+7a+7は奇数となる。
しかし、図を見ると aa は常に奇数である。したがって、a+7a+7 は偶数であり、a+7=2ka+7 = 2k (kは整数) と表せる。
よって、 4(a+7)=4(2k)=8k4(a+7) = 4(2k) = 8k
これは8の倍数である。

3. 最終的な答え

(1) 192
(2) a+b+c+da+b+c+d は8の倍数になる

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