曲線 $y = -x^2 + 4$ と $x$ 軸および直線 $x = 3$ で囲まれた部分の面積 $S$ を求める問題です。

解析学積分面積定積分曲線
2025/3/20

1. 問題の内容

曲線 y=x2+4y = -x^2 + 4xx 軸および直線 x=3x = 3 で囲まれた部分の面積 SS を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、曲線 y=x2+4y = -x^2 + 4xx 軸の交点を求めます。
y=0y = 0 とすると、x2+4=0-x^2 + 4 = 0 となり、x2=4x^2 = 4 より、x=±2x = \pm 2 です。
したがって、積分区間は x=2x=2 から x=3x=3 です。
次に、面積を計算します。面積 SS は定積分で求められます。
S=23(x2+4)dxS = \int_2^3 (-x^2 + 4) dx
この定積分を計算します。
S=[13x3+4x]23S = \left[ -\frac{1}{3}x^3 + 4x \right]_2^3
x=3x = 3 のとき:
13(3)3+4(3)=13(27)+12=9+12=3-\frac{1}{3}(3)^3 + 4(3) = -\frac{1}{3}(27) + 12 = -9 + 12 = 3
x=2x = 2 のとき:
13(2)3+4(2)=83+8=8+243=163-\frac{1}{3}(2)^3 + 4(2) = -\frac{8}{3} + 8 = \frac{-8+24}{3} = \frac{16}{3}
S=3163=9163=73S = 3 - \frac{16}{3} = \frac{9-16}{3} = -\frac{7}{3}
面積は負の値にならないので、面積を求める際は絶対値を取る必要があります。ただし、xx軸よりも下に領域がある場合、定積分で負の値が出てきます。
y=x2+4y = -x^2 + 4 は区間 [2,3][2, 3]y>0y > 0 であるため、xx軸との間の面積は正になります。
この問題では、定積分した結果が負の値になっているので、積分範囲がおかしいか、関数の符号が間違っているかのどちらかです。
問題文を確認すると、y=x2+4y = -x^2 + 4 なので、積分範囲は [2,3][2, 3] で正しいはずです。
したがって、正しくは
S=23(x2+4)dx=13x3+4x23=(3)(163)=73=73S = \int_2^3 (-x^2 + 4) dx = \left| -\frac{1}{3}x^3 + 4x \right|_2^3 = \left| (3) - (\frac{16}{3}) \right| = \left|-\frac{7}{3}\right| = \frac{7}{3}.

3. 最終的な答え

S=73S = \frac{7}{3}

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