与えられた条件を満たす分数関数の方程式を求めます。条件は以下の2つです。 * 漸近線が $x=2$ および $y=-3$ である。 * 原点を通る。 * $y = \frac{2}{x}$ を $x$ 方向に2、 $y$ 方向に3だけ平行移動したもの。

代数学分数関数漸近線平行移動方程式
2025/5/10

1. 問題の内容

与えられた条件を満たす分数関数の方程式を求めます。条件は以下の2つです。
* 漸近線が x=2x=2 および y=3y=-3 である。
* 原点を通る。
* y=2xy = \frac{2}{x}xx 方向に2、 yy 方向に3だけ平行移動したもの。

2. 解き方の手順

条件1と2より、求める分数関数は
y=ax23y = \frac{a}{x-2} - 3
の形をしているはずです。ここで、aa は定数です。
条件3より、この関数が原点(0, 0)を通るので、x=0x=0, y=0y=0 を代入して、aa の値を求めます。
0=a0230 = \frac{a}{0-2} - 3
0=a230 = -\frac{a}{2} - 3
a2=3\frac{a}{2} = -3
a=6a = -6
したがって、分数関数は
y=6x23y = \frac{-6}{x-2} - 3
となります。
条件4を考慮する。
y=2xy = \frac{2}{x}xx 方向に2、 yy 方向に3だけ平行移動したものは、
y3=2x2y - 3 = \frac{2}{x-2}
y=2x2+3y = \frac{2}{x-2} + 3
となります。
これはy=6x23y = \frac{-6}{x-2} - 3 とは一致しません。したがって、条件1と3の組み合わせは、条件4とは両立しません。
問題文の指示より、条件4を考慮したものを求めます。
したがって、y=2x2+3y = \frac{2}{x-2} + 3 です。
y=2+3(x2)x2=2+3x6x2=3x4x2y = \frac{2 + 3(x-2)}{x-2} = \frac{2 + 3x - 6}{x-2} = \frac{3x - 4}{x-2}

3. 最終的な答え

y=2x2+3y = \frac{2}{x-2} + 3
あるいは
y=3x4x2y = \frac{3x-4}{x-2}

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