以下の2つの連立方程式が同じ解を持つとき、$a$と$b$の値を求めます。 $\begin{cases} -x + 2y = 8 \\ ax - by = -9 \end{cases}$ $\begin{cases} -2x + y = 7 \\ -bx + ay = 11 \end{cases}$

代数学連立方程式代入法方程式の解
2025/5/10

1. 問題の内容

以下の2つの連立方程式が同じ解を持つとき、aabbの値を求めます。
$\begin{cases}
-x + 2y = 8 \\
ax - by = -9
\end{cases}$
$\begin{cases}
-2x + y = 7 \\
-bx + ay = 11
\end{cases}$

2. 解き方の手順

まず、共通の解を求めるために、2つの連立方程式からxxyyの値を求めます。
$\begin{cases}
-x + 2y = 8 \\
-2x + y = 7
\end{cases}$
1番目の式を2倍すると、2x+4y=16-2x + 4y = 16 となります。
2番目の式 2x+y=7-2x + y = 7 を引くと、3y=93y = 9 となり、y=3y = 3 が得られます。
y=3y = 3x+2y=8-x + 2y = 8 に代入すると、x+2(3)=8-x + 2(3) = 8 となり、x+6=8-x + 6 = 8 から x=2x = -2 が得られます。
したがって、共通の解は x=2x = -2y=3y = 3 です。
次に、x=2x = -2y=3y = 3 を残りの2つの式に代入します。
axby=9ax - by = -9 に代入すると、2a3b=9-2a - 3b = -9 となります。
bx+ay=11-bx + ay = 11 に代入すると、2b+3a=112b + 3a = 11 となります。
これにより、以下の連立方程式が得られます。
$\begin{cases}
-2a - 3b = -9 \\
3a + 2b = 11
\end{cases}$
1番目の式を3倍すると、6a9b=27-6a - 9b = -27 となります。
2番目の式を2倍すると、6a+4b=226a + 4b = 22 となります。
2つの式を足し合わせると、5b=5-5b = -5 となり、b=1b = 1 が得られます。
b=1b = 13a+2b=113a + 2b = 11 に代入すると、3a+2(1)=113a + 2(1) = 11 となり、3a=93a = 9 から a=3a = 3 が得られます。

3. 最終的な答え

a=3a = 3
b=1b = 1

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