$_{15}C_2 = \frac{15 \times 14}{2 \times 1} = 105$

確率論・統計学確率組み合わせ余事象
2025/5/10
## 問題 \[3]
1から5までの数字が書かれたカードがそれぞれ3枚ずつ、合計15枚ある。この中から2枚のカードを同時に引く。
(1) 1枚だけが奇数である確率を求める。
(2) 少なくとも1枚が奇数である確率を求める。
## 解き方の手順
### (1) 1枚だけが奇数である確率

1. 全事象の数を求める。15枚のカードから2枚を引く組み合わせの数は、$_{15}C_2$である。

15C2=15×142×1=105_{15}C_2 = \frac{15 \times 14}{2 \times 1} = 105

2. 事象を定義する。1枚だけが奇数であるとは、奇数のカードを1枚、偶数のカードを1枚引くことである。

3. 奇数のカードと偶数のカードの枚数を数える。1から5の数字のうち奇数は1, 3, 5の3つで、それぞれ3枚ずつあるので、奇数のカードは $3 \times 3 = 9$ 枚である。偶数は2, 4の2つで、それぞれ3枚ずつあるので、偶数のカードは $2 \times 3 = 6$ 枚である。

4. 奇数のカードを1枚、偶数のカードを1枚引く組み合わせの数を求める。奇数9枚から1枚、偶数6枚から1枚を選ぶので、$ _9C_1 \times _6C_1$ となる。

9C1×6C1=9×6=54_9C_1 \times _6C_1 = 9 \times 6 = 54

5. 確率を計算する。1枚だけが奇数である確率は、(奇数1枚と偶数1枚を引く組み合わせの数) / (全事象の数)である。

54105=1835\frac{54}{105} = \frac{18}{35}
### (2) 少なくとも1枚が奇数である確率

1. 余事象を考える。「少なくとも1枚が奇数である」の余事象は「2枚とも偶数である」である。

2. 2枚とも偶数である確率を求める。偶数は6枚あるので、2枚とも偶数である組み合わせの数は $_6C_2$である。

6C2=6×52×1=15_6C_2 = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
2枚とも偶数である確率は、(2枚とも偶数を引く組み合わせの数) / (全事象の数)である。
15105=17\frac{15}{105} = \frac{1}{7}

3. 求める確率を計算する。少なくとも1枚が奇数である確率は、1 - (2枚とも偶数である確率)である。

117=671 - \frac{1}{7} = \frac{6}{7}
## 最終的な答え
(1) 1枚だけ奇数である確率は 1835\frac{18}{35}
(2) 少なくとも1枚が奇数である確率は 67\frac{6}{7}

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