男子5人、女子3人の中から4人の委員を選ぶとき、以下の選び方は何通りあるか。 (1) すべての選び方 (2) 男子の委員2人、女子の委員2人を選ぶ。 (3) 女子が少なくとも1人選ばれる。 (4) 特定の2人a, bがともに選ばれる。

確率論・統計学組み合わせ場合の数確率
2025/3/20

1. 問題の内容

男子5人、女子3人の中から4人の委員を選ぶとき、以下の選び方は何通りあるか。
(1) すべての選び方
(2) 男子の委員2人、女子の委員2人を選ぶ。
(3) 女子が少なくとも1人選ばれる。
(4) 特定の2人a, bがともに選ばれる。

2. 解き方の手順

(1) すべての選び方
男子5人、女子3人、合計8人の中から4人を選ぶ組み合わせを求める。これは、組み合わせの公式 nCr=n!r!(nr)!nCr = \frac{n!}{r!(n-r)!} を使用する。
8C4=8!4!(84)!=8!4!4!=8×7×6×54×3×2×1=708C4 = \frac{8!}{4!(8-4)!} = \frac{8!}{4!4!} = \frac{8 \times 7 \times 6 \times 5}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 70
(2) 男子の委員2人、女子の委員2人を選ぶ。
男子5人から2人を選ぶ組み合わせは 5C2=5!2!3!=5×42×1=105C2 = \frac{5!}{2!3!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
女子3人から2人を選ぶ組み合わせは 3C2=3!2!1!=3×22×1=33C2 = \frac{3!}{2!1!} = \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 3
したがって、求める組み合わせの数は 10×3=3010 \times 3 = 30
(3) 女子が少なくとも1人選ばれる。
これは、すべての選び方から女子が1人も選ばれない選び方を引くことで求められる。
すべての選び方は(1)で求めたように70通り。
女子が1人も選ばれない選び方は、男子5人から4人を選ぶ組み合わせであり、5C4=5!4!1!=55C4 = \frac{5!}{4!1!} = 5
したがって、女子が少なくとも1人選ばれる選び方は 705=6570 - 5 = 65
(4) 特定の2人a, bがともに選ばれる。
a, bが選ばれているので、残りの2人を選ぶ必要がある。
残りの委員の候補者は6人(男子5人 + 女子3人 - a - b)
この6人から2人を選ぶ組み合わせは 6C2=6!2!4!=6×52×1=156C2 = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15

3. 最終的な答え

(1) 70通り
(2) 30通り
(3) 65通り
(4) 15通り

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