以下の2つの条件を満たす2次関数を求める問題です。 (1) 頂点が点 $(-1, 3)$ で、点 $(-2, 7)$ を通る。 (2) 3点 $(-1, -6)$, $(1, -2)$, $(3, 10)$ を通る。

代数学二次関数2次関数頂点通過点連立方程式代入
2025/3/20

1. 問題の内容

以下の2つの条件を満たす2次関数を求める問題です。
(1) 頂点が点 (1,3)(-1, 3) で、点 (2,7)(-2, 7) を通る。
(2) 3点 (1,6)(-1, -6), (1,2)(1, -2), (3,10)(3, 10) を通る。

2. 解き方の手順

(1) 頂点が与えられているので、2次関数を y=a(xp)2+qy = a(x - p)^2 + q の形でおきます。頂点が (1,3)(-1, 3) であるから、p=1p = -1, q=3q = 3 となります。よって、
y=a(x+1)2+3y = a(x + 1)^2 + 3
この式に、点 (2,7)(-2, 7) を通るという条件を代入します。
7=a(2+1)2+37 = a(-2 + 1)^2 + 3
7=a(1)2+37 = a(-1)^2 + 3
7=a+37 = a + 3
a=4a = 4
よって、2次関数は
y=4(x+1)2+3y = 4(x + 1)^2 + 3
y=4(x2+2x+1)+3y = 4(x^2 + 2x + 1) + 3
y=4x2+8x+4+3y = 4x^2 + 8x + 4 + 3
y=4x2+8x+7y = 4x^2 + 8x + 7
(2) 3点 (1,6)(-1, -6), (1,2)(1, -2), (3,10)(3, 10) を通る2次関数を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c とおきます。
3点の座標をそれぞれ代入すると、以下の3つの式が得られます。
6=a(1)2+b(1)+c-6 = a(-1)^2 + b(-1) + c
6=ab+c-6 = a - b + c ...(1)
2=a(1)2+b(1)+c-2 = a(1)^2 + b(1) + c
2=a+b+c-2 = a + b + c ...(2)
10=a(3)2+b(3)+c10 = a(3)^2 + b(3) + c
10=9a+3b+c10 = 9a + 3b + c ...(3)
(2) - (1)より、
2(6)=(a+b+c)(ab+c)-2 - (-6) = (a + b + c) - (a - b + c)
4=2b4 = 2b
b=2b = 2
これを(1)と(3)に代入すると
6=a2+c-6 = a - 2 + c
a+c=4a + c = -4 ...(4)
10=9a+3(2)+c10 = 9a + 3(2) + c
10=9a+6+c10 = 9a + 6 + c
9a+c=49a + c = 4 ...(5)
(5) - (4)より、
9a+c(a+c)=4(4)9a + c - (a + c) = 4 - (-4)
8a=88a = 8
a=1a = 1
a=1a = 1 を(4)に代入すると、
1+c=41 + c = -4
c=5c = -5
よって、2次関数は y=x2+2x5y = x^2 + 2x - 5

3. 最終的な答え

(1) y=4x2+8x+7y = 4x^2 + 8x + 7
(2) y=x2+2x5y = x^2 + 2x - 5

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