あるお菓子屋で、ドーナツを1個100円で売ると1日に200個売れる。ドーナツを1個につき1円値上げするごとに、1日の売り上げ個数は1個ずつ減る。ドーナツを1個100円から$x$円値上げしたときの1日の売り上げを$y$円とする。$x$と$y$の関係を表すグラフと、$y$の最大値を求める。

代数学二次関数グラフ最大値問題解決
2025/3/20

1. 問題の内容

あるお菓子屋で、ドーナツを1個100円で売ると1日に200個売れる。ドーナツを1個につき1円値上げするごとに、1日の売り上げ個数は1個ずつ減る。ドーナツを1個100円からxx円値上げしたときの1日の売り上げをyy円とする。xxyyの関係を表すグラフと、yyの最大値を求める。

2. 解き方の手順

まず、yyxxで表す式を作る。
ドーナツの価格は100+x100 + x円。
売れる個数は200x200 - x個。
したがって、1日の売り上げyyは、
y=(100+x)(200x)y = (100 + x)(200 - x)
y=20000100x+200xx2y = 20000 - 100x + 200x - x^2
y=x2+100x+20000y = -x^2 + 100x + 20000
この式を平方完成する。
y=(x2100x)+20000y = -(x^2 - 100x) + 20000
y=(x2100x+25002500)+20000y = -(x^2 - 100x + 2500 - 2500) + 20000
y=(x50)2+2500+20000y = -(x - 50)^2 + 2500 + 20000
y=(x50)2+22500y = -(x - 50)^2 + 22500
したがって、このグラフは上に凸な放物線であり、頂点は(50,22500)(50, 22500)である。xxの変域はx0x \ge 0 かつ 200x0200 - x \ge 0 より 0x2000 \le x \le 200である。
したがって、グラフは頂点が(50,22500)(50, 22500)で、上に凸な放物線である必要がある。選択肢の中でこれを満たすグラフは④である。
また、yyの最大値はx=50x=50のときの値なので、2250022500である。

3. 最終的な答え

グラフは④である。
yyの最大値は2250022500である。

「代数学」の関連問題

2つの条件 $p$ と $q$ について、命題 $p \Rightarrow q$ の真偽を調べる。 (1) 実数 $x$ に関する条件 $p: x \leq 2$ と $q: x \leq 4$ (...

論理命題集合
2025/6/12

与えられた関数 $f(x)$ に対して、$x$ の特定の値における $f(x)$ の値を計算する問題です。 (1) $f(x) = 2x - 7$, $x = 3$ (2) $f(x) = 3x^2...

関数の計算関数の値
2025/6/12

与えられた関数について、指定された定義域におけるyの値域を求める問題です。具体的には、以下の3つの関数と定義域が与えられています。 (1) $y = 3x + 5$ (1から4まで) (2) $y =...

関数値域一次関数二次関数定義域場合分け
2025/6/12

(2) $x + y > 0$ は、$x > 0$ かつ $y > 0$ であるための〇〇条件かを答える問題。 (3) $(m-1)(n-2) = 0$ は、$m = 1$ または $n = 2$ で...

条件必要条件十分条件論理
2025/6/12

ベクトル $\vec{a}$ と $\vec{b}$ が与えられたとき、等式 $x(\vec{a} + \vec{b}) + y(\vec{a} - \vec{b}) = 4y\vec{a} + \v...

ベクトル連立方程式一次独立
2025/6/12

ベクトル $\vec{a}$ と $\vec{b}$ が線形独立であるとき、次の等式が成り立つように $x$ と $y$ の値を定める問題です。 (1) $2x\vec{a} - 5\vec{b} =...

ベクトル線形独立連立方程式ベクトル方程式
2025/6/12

まず、関数 $y = x^2 - 4x$ を平方完成します。 $y = (x - 2)^2 - 4$

二次関数最大値最小値値域平方完成
2025/6/12

数列 $\{a_n\}$ が以下の条件で与えられています。 $a_1 = 0$, $a_2 = 1$, $a_{n+2} = 2a_{n+1} + 15a_n$. この数列の一般項 $a_n$ を求め...

数列漸化式特性方程式一般項
2025/6/12

放物線 $y = -2x^2 + 3x + 1$ を以下の通り移動した方程式を求める問題です。 (1) $x$軸方向に$-3$, $y$軸方向に$4$だけ平行移動 (2) $x$軸に関して対称移動 (...

二次関数放物線平行移動対称移動
2025/6/12

$a=2$ のとき、以下の式の値を求める問題です。 (1) $\frac{1}{a}$ (2) $\frac{2}{a}$ (3) $\frac{5}{a} - \frac{3}{a}$ (4) $\...

分数累乗式の値計算
2025/6/12