ベクトル $\vec{a}$ と $\vec{b}$ が与えられたとき、等式 $x(\vec{a} + \vec{b}) + y(\vec{a} - \vec{b}) = 4y\vec{a} + \vec{b}$ が成り立つような $x$ と $y$ の値を求める。

代数学ベクトル連立方程式一次独立
2025/6/12

1. 問題の内容

ベクトル a\vec{a}b\vec{b} が与えられたとき、等式 x(a+b)+y(ab)=4ya+bx(\vec{a} + \vec{b}) + y(\vec{a} - \vec{b}) = 4y\vec{a} + \vec{b} が成り立つような xxyy の値を求める。

2. 解き方の手順

与えられた等式を展開し、a\vec{a}b\vec{b} について整理します。
x(a+b)+y(ab)=4ya+bx(\vec{a} + \vec{b}) + y(\vec{a} - \vec{b}) = 4y\vec{a} + \vec{b}
xa+xb+yayb=4ya+bx\vec{a} + x\vec{b} + y\vec{a} - y\vec{b} = 4y\vec{a} + \vec{b}
(x+y)a+(xy)b=4ya+b(x+y)\vec{a} + (x-y)\vec{b} = 4y\vec{a} + \vec{b}
a\vec{a}b\vec{b} は一次独立であると仮定すると、それぞれの係数が等しくなければなりません。したがって、以下の連立方程式が得られます。
x+y=4yx+y = 4y
xy=1x-y = 1
最初の式から x=3yx=3y が得られます。これを2番目の式に代入すると、
3yy=13y - y = 1
2y=12y = 1
y=12y = \frac{1}{2}
したがって、x=3y=312=32x = 3y = 3 \cdot \frac{1}{2} = \frac{3}{2}

3. 最終的な答え

x=32x = \frac{3}{2}, y=12y = \frac{1}{2}

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