$\frac{a}{b} = \frac{c}{d}$ のとき、等式 $\frac{a-b}{a+b} = \frac{c-d}{c+d}$ が成り立つことを証明する。

代数学比例式等式の証明
2025/6/13

1. 問題の内容

ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} のとき、等式 aba+b=cdc+d\frac{a-b}{a+b} = \frac{c-d}{c+d} が成り立つことを証明する。

2. 解き方の手順

ab=cd\frac{a}{b} = \frac{c}{d} より、 a=bka = bk および c=dkc = dk となる kk が存在する。
このとき、aba+b\frac{a-b}{a+b}cdc+d\frac{c-d}{c+d}kk を用いて表し、それらが等しいことを示す。
aba+b\frac{a-b}{a+b}a=bka=bk を代入すると、
aba+b=bkbbk+b=b(k1)b(k+1)=k1k+1\frac{a-b}{a+b} = \frac{bk-b}{bk+b} = \frac{b(k-1)}{b(k+1)} = \frac{k-1}{k+1}
同様に、cdc+d\frac{c-d}{c+d}c=dkc=dk を代入すると、
cdc+d=dkddk+d=d(k1)d(k+1)=k1k+1\frac{c-d}{c+d} = \frac{dk-d}{dk+d} = \frac{d(k-1)}{d(k+1)} = \frac{k-1}{k+1}
したがって、aba+b=cdc+d\frac{a-b}{a+b} = \frac{c-d}{c+d} が成り立つ。

3. 最終的な答え

aba+b=cdc+d\frac{a-b}{a+b} = \frac{c-d}{c+d} が成り立つ。

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