ベクトル $\vec{a}$ と $\vec{b}$ が線形独立であるとき、次の等式が成り立つように $x$ と $y$ の値を定める問題です。 (1) $2x\vec{a} - 5\vec{b} = 8\vec{a} + (3y+1)\vec{b}$ (2) $x(\vec{a} + \vec{b}) + y(\vec{a} - \vec{b}) = 4y\vec{a} + \vec{b}$

代数学ベクトル線形独立連立方程式ベクトル方程式
2025/6/12

1. 問題の内容

ベクトル a\vec{a}b\vec{b} が線形独立であるとき、次の等式が成り立つように xxyy の値を定める問題です。
(1) 2xa5b=8a+(3y+1)b2x\vec{a} - 5\vec{b} = 8\vec{a} + (3y+1)\vec{b}
(2) x(a+b)+y(ab)=4ya+bx(\vec{a} + \vec{b}) + y(\vec{a} - \vec{b}) = 4y\vec{a} + \vec{b}

2. 解き方の手順

(1)
a\vec{a}b\vec{b} が線形独立なので、それぞれの係数を比較することで xxyy の値を求めることができます。
a\vec{a} の係数を比較すると、
2x=82x = 8
b\vec{b} の係数を比較すると、
5=3y+1-5 = 3y + 1
(2)
式を展開して整理します。
x(a+b)+y(ab)=xa+xb+yayb=(x+y)a+(xy)bx(\vec{a} + \vec{b}) + y(\vec{a} - \vec{b}) = x\vec{a} + x\vec{b} + y\vec{a} - y\vec{b} = (x+y)\vec{a} + (x-y)\vec{b}
これが 4ya+b4y\vec{a} + \vec{b} に等しいので、a\vec{a}b\vec{b} が線形独立であることから、それぞれの係数を比較することで xxyy の値を求めることができます。
a\vec{a} の係数を比較すると、
x+y=4yx + y = 4y
b\vec{b} の係数を比較すると、
xy=1x - y = 1
(1)の解き方の詳細:
2x=82x = 8 より x=4x = 4
5=3y+1-5 = 3y + 1 より 3y=63y = -6 なので y=2y = -2
(2)の解き方の詳細:
x+y=4yx + y = 4y より x=3yx = 3y
xy=1x - y = 1 に代入すると、 3yy=13y - y = 1 より 2y=12y = 1 なので y=12y = \frac{1}{2}
x=3y=3×12=32x = 3y = 3 \times \frac{1}{2} = \frac{3}{2}

3. 最終的な答え

(1) x=4x = 4, y=2y = -2
(2) x=32x = \frac{3}{2}, y=12y = \frac{1}{2}

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