(7) 初項が 100、公差が -3 である等差数列の初項から第 $n$ 項までの和が最大となるとき、$n$ の値を求める問題。 (8) 数列 $\{a_n\}$ の初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ が $S_n = 2n^2 - 5n$ ($n = 1, 2, 3, \dots$) であるとき、$a_n$ を $n$ の式で表す問題。

代数学等差数列数列の和一般項
2025/3/20
はい、承知いたしました。それでは、問題の解答を以下に示します。

1. 問題の内容

(7) 初項が 100、公差が -3 である等差数列の初項から第 nn 項までの和が最大となるとき、nn の値を求める問題。
(8) 数列 {an}\{a_n\} の初項から第 nn 項までの和 SnS_nSn=2n25nS_n = 2n^2 - 5n (n=1,2,3,n = 1, 2, 3, \dots) であるとき、ana_nnn の式で表す問題。

2. 解き方の手順

(7) 等差数列の和が最大となるのは、正の項が続く限り足し合わせる場合です。したがって、ana_n が初めて負になる nn の直前まで和をとればよいことになります。
まず、一般項 ana_n を求めます。
an=a1+(n1)d=100+(n1)(3)=1003n+3=1033na_n = a_1 + (n-1)d = 100 + (n-1)(-3) = 100 - 3n + 3 = 103 - 3n
an<0a_n < 0 となる nn を探します。
1033n<0103 - 3n < 0
3n>1033n > 103
n>103334.33n > \frac{103}{3} \approx 34.33
したがって、a34>0a_{34} > 0a35<0a_{35} < 0 となるため、和が最大になるのは n=34n = 34 のときです。
(8) Sn=2n25nS_n = 2n^2 - 5n と与えられています。ana_n を求めるには、an=SnSn1a_n = S_n - S_{n-1} を利用します。ただし、n2n \geq 2 の場合です。
an=SnSn1=(2n25n)[2(n1)25(n1)]a_n = S_n - S_{n-1} = (2n^2 - 5n) - [2(n-1)^2 - 5(n-1)]
=(2n25n)[2(n22n+1)5n+5]= (2n^2 - 5n) - [2(n^2 - 2n + 1) - 5n + 5]
=2n25n(2n24n+25n+5)= 2n^2 - 5n - (2n^2 - 4n + 2 - 5n + 5)
=2n25n2n2+4n2+5n5= 2n^2 - 5n - 2n^2 + 4n - 2 + 5n - 5
=4n7= 4n - 7
n=1n = 1 のとき、S1=a1=2(1)25(1)=25=3S_1 = a_1 = 2(1)^2 - 5(1) = 2 - 5 = -3
a1=4(1)7=3a_1 = 4(1) - 7 = -3 となり、n2n \geq 2 の場合の結果と一致します。
したがって、an=4n7a_n = 4n - 7 です。

3. 最終的な答え

(7) n=34n = 34
(8) an=4n7a_n = 4n - 7

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