与えられた不等式 $\log_2(x-2) + \log_2(x-9) > 3$ を解き、$x$ の範囲を求める問題です。

代数学対数不等式二次不等式対数の性質
2025/4/6

1. 問題の内容

与えられた不等式 log2(x2)+log2(x9)>3\log_2(x-2) + \log_2(x-9) > 3 を解き、xx の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、対数の性質を使って不等式を簡略化します。
対数の和は、真数の積の対数に等しいことを利用します。
log2(x2)+log2(x9)=log2((x2)(x9))\log_2(x-2) + \log_2(x-9) = \log_2((x-2)(x-9))
したがって、不等式は以下のようになります。
log2((x2)(x9))>3\log_2((x-2)(x-9)) > 3
次に、対数の定義に基づいて不等式を書き換えます。
(x2)(x9)>23(x-2)(x-9) > 2^3
(x2)(x9)>8(x-2)(x-9) > 8
展開して整理します。
x211x+18>8x^2 - 11x + 18 > 8
x211x+10>0x^2 - 11x + 10 > 0
二次不等式を解くために、まず二次方程式 x211x+10=0x^2 - 11x + 10 = 0 の解を求めます。
(x1)(x10)=0(x-1)(x-10) = 0
したがって、x=1x=1 または x=10x=10 となります。
二次不等式 x211x+10>0x^2 - 11x + 10 > 0 の解は、x<1x < 1 または x>10x > 10 となります。
ただし、対数の真数は正である必要があります。
したがって、x2>0x-2 > 0 かつ x9>0x-9 > 0 である必要があります。
つまり、x>2x > 2 かつ x>9x > 9 でなければなりません。
したがって、x>9x > 9 である必要があります。
x<1x < 1 または x>10x > 10 という条件と、x>9x > 9 という条件を組み合わせると、x>10x > 10 が解となります。

3. 最終的な答え

x>10x > 10

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