全体集合を実数全体とし、その部分集合 $A = \{2, 4, a^2+1\}$、 $B = \{4, a+7, a^2-4a+5\}$ が与えられています。$A \cap \overline{B} = \{2, 5\}$ となるように定数 $a$ の値を求めます。

代数学集合集合演算連立方程式二次方程式
2025/5/10

1. 問題の内容

全体集合を実数全体とし、その部分集合 A={2,4,a2+1}A = \{2, 4, a^2+1\}B={4,a+7,a24a+5}B = \{4, a+7, a^2-4a+5\} が与えられています。AB={2,5}A \cap \overline{B} = \{2, 5\} となるように定数 aa の値を求めます。

2. 解き方の手順

AB={2,5}A \cap \overline{B} = \{2, 5\} ということは、AA の要素のうち BB に含まれないものが 2255 であるということです。また、AA の要素 44BB にも含まれています。
まず、AA の要素に注目すると、A={2,4,a2+1}A = \{2, 4, a^2+1\} なので、a2+1a^2 + 155 である可能性があります。
a2+1=5a^2 + 1 = 5 のとき、a2=4a^2 = 4 となり、a=±2a = \pm 2 となります。
(i) a=2a=2 の場合:
A={2,4,5}A = \{2, 4, 5\}
B={4,9,1}B = \{4, 9, 1\}
このとき、AB={2,4,5}{4,9,1}={2,5}A \cap \overline{B} = \{2, 4, 5\} \cap \overline{\{4, 9, 1\}} = \{2, 5\}.
これは与えられた条件を満たします。
(ii) a=2a=-2 の場合:
A={2,4,5}A = \{2, 4, 5\}
B={4,5,17}B = \{4, 5, 17\}
このとき、AB={2,4,5}{4,5,17}={2}A \cap \overline{B} = \{2, 4, 5\} \cap \overline{\{4, 5, 17\}} = \{2\}.
これは与えられた条件を満たしません。
したがって、a=2a = 2 が解となります。

3. 最終的な答え

a=2a = 2

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