あるグループで、鉛筆を1人に4本ずつ配ると19本余り、1人に6本ずつ配ると最後の人は4本以上不足する。用意していた鉛筆の本数を求める。

代数学不等式文章問題一次方程式解の範囲
2025/5/10

1. 問題の内容

あるグループで、鉛筆を1人に4本ずつ配ると19本余り、1人に6本ずつ配ると最後の人は4本以上不足する。用意していた鉛筆の本数を求める。

2. 解き方の手順

グループの人数を xx 人とする。
鉛筆の本数は、1人に4本ずつ配ると19本余るので、4x+194x + 19 と表せる。
1人に6本ずつ配ると、最後の人は4本以上不足するので、
鉛筆の本数は 6x46x - 4 本以下である。最後の人が1本ももらえない場合、6(x1)6(x-1) となる。
したがって、6(x1)4x+19<6x6(x-1) \le 4x + 19 < 6x という不等式が成り立つ。
まず、4x+19<6x4x + 19 < 6x を解く。
19<2x19 < 2x
9.5<x9.5 < x
次に、6(x1)4x+196(x-1) \le 4x + 19 を解く。
6x64x+196x - 6 \le 4x + 19
2x252x \le 25
x12.5x \le 12.5
したがって、9.5<x12.59.5 < x \le 12.5 であり、xx は人数なので整数であるから、x=10,11,12x = 10, 11, 12 である。
x=10x=10 のとき、鉛筆の本数は 4(10)+19=594(10)+19 = 59 本。
6本ずつ配ると、59÷6=959 \div 6 = 9 あまり 55。最後の人は1本以上不足する。成り立つ。
x=11x=11 のとき、鉛筆の本数は 4(11)+19=634(11)+19 = 63 本。
6本ずつ配ると、63÷6=1063 \div 6 = 10 あまり 33。最後の人は3本不足。これは4本以上不足しないので不適。
x=12x=12 のとき、鉛筆の本数は 4(12)+19=674(12)+19 = 67 本。
6本ずつ配ると、67÷6=1167 \div 6 = 11 あまり 11。最後の人は5本不足。成り立つ。
しかし、6本ずつ配ると最後の人は4本以上不足するので、6x64x+196x-6 \leq 4x+19 から 2x252x \leq 25 すなわち x12.5x \leq 12.5
したがって、x=10, 11, 12の場合を考える。
4本以上不足するため、配れる鉛筆の数は 6x66x-6以下である。
6x64x+19<6x6x-6 \leq 4x+19 < 6x
6x64x+196x-6 \leq 4x+19 より 2x252x \leq 25 なので x12.5x \leq 12.5
4x+19<6x4x+19 < 6x より 19<2x19 < 2x なので x>9.5x > 9.5
ゆえに、9.5<x12.59.5 < x \leq 12.5 であるから、x=10, 11, 12
x=10のとき、鉛筆の数は 4x+19 = 4(10)+19 = 59
x=11のとき、鉛筆の数は 4x+19 = 4(11)+19 = 63
x=12のとき、鉛筆の数は 4x+19 = 4(12)+19 = 67
6本ずつ配るとき4本以上不足するから、
x=10のとき、6本ずつ9人に配ると6本余るので成り立たない
x=11のとき、6本ずつ10人に配ると3本余るので、最後の人は3本不足となり不適
x=12のとき、6本ずつ11人に配ると1本余るので、最後の人は5本不足となり適する
よって、x=12

3. 最終的な答え

67本

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