$a+b+c=1$, $a^2+b^2+c^2=3$, $a^3+b^3+c^3=2$ のとき、$ab+bc+ca$ と $abc$ の値を求める。

代数学対称式式の計算多項式
2025/5/10

1. 問題の内容

a+b+c=1a+b+c=1, a2+b2+c2=3a^2+b^2+c^2=3, a3+b3+c3=2a^3+b^3+c^3=2 のとき、ab+bc+caab+bc+caabcabc の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、(a+b+c)2=a2+b2+c2+2(ab+bc+ca)(a+b+c)^2 = a^2+b^2+c^2 + 2(ab+bc+ca) を利用して ab+bc+caab+bc+ca の値を求める。
a+b+c=1a+b+c = 1 より (a+b+c)2=12=1(a+b+c)^2 = 1^2 = 1
a2+b2+c2=3a^2+b^2+c^2 = 3 なので、
1=3+2(ab+bc+ca)1 = 3 + 2(ab+bc+ca)
2(ab+bc+ca)=22(ab+bc+ca) = -2
ab+bc+ca=1ab+bc+ca = -1
次に、a3+b3+c33abc=(a+b+c)(a2+b2+c2abbcca)a^3+b^3+c^3 - 3abc = (a+b+c)(a^2+b^2+c^2 - ab - bc - ca) を利用して abcabc の値を求める。
a3+b3+c3=2a^3+b^3+c^3=2
a+b+c=1a+b+c=1
a2+b2+c2=3a^2+b^2+c^2=3
ab+bc+ca=1ab+bc+ca=-1
これらを代入して、
23abc=1(3(1))2 - 3abc = 1(3 - (-1))
23abc=42 - 3abc = 4
3abc=2-3abc = 2
abc=23abc = -\frac{2}{3}

3. 最終的な答え

ab+bc+ca=1ab+bc+ca = -1
abc=23abc = -\frac{2}{3}

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