与えられた式 $x^2+xy+x+3y-6$ を因数分解し、$(x+ク)(x+y-ケ)$ の形で表したときのクとケに入る数を求める。

代数学因数分解二次式連立方程式
2025/5/11

1. 問題の内容

与えられた式 x2+xy+x+3y6x^2+xy+x+3y-6 を因数分解し、(x+)(x+y)(x+ク)(x+y-ケ) の形で表したときのクとケに入る数を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられた式を変形していく。
x2+xy+x+3y6=x(x+y+1)+3(y2)x^2+xy+x+3y-6 = x(x+y+1) + 3(y-2)
このままでは因数分解できないので、別の方法を試みる。
x2+xy+x+3y6=x2+(y+1)x+(3y6)x^2 + xy + x + 3y - 6 = x^2 + (y+1)x + (3y-6)
これを xx についての二次式と見て、因数分解できると仮定すると、
(x+a)(x+yb)=x2+(yb+a)xab+ay(x+a)(x+y-b) = x^2 + (y-b+a)x - ab + ay
となる。与えられた式と比較すると、
yb+a=y+1y-b+a = y+1
ab+ay=3y6-ab + ay = 3y - 6
という連立方程式が得られる。
最初の式から ab=1a-b=1 すなわち a=b+1a=b+1 が得られる。
次の式を yy で整理すると、
ayab=3y6ay - ab = 3y - 6
(a3)y=ab6(a-3)y = ab-6
これが任意の yy に対して成り立つためには、a3=0a-3=0 かつ ab6=0ab-6=0 でなければならない。
a=3a=3 より b=a1=31=2b=a-1 = 3-1 = 2 となる。
ab6=3×26=0ab-6 = 3 \times 2 - 6 = 0 となり、条件を満たす。
よって、
x2+xy+x+3y6=(x+3)(x+y2)x^2+xy+x+3y-6 = (x+3)(x+y-2)
したがって、クは3、ケは2となる。

3. 最終的な答え

ク = 3
ケ = 2

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