$a$ は正の定数とする。関数 $y = x^2 - 4x + 5$ ($0 \le x \le a$) について、以下の問いに答えよ。 (1) 最小値を求めよ。 (2) 最大値を求めよ。

代数学二次関数最大値最小値場合分け平方完成
2025/5/11

1. 問題の内容

aa は正の定数とする。関数 y=x24x+5y = x^2 - 4x + 5 (0xa0 \le x \le a) について、以下の問いに答えよ。
(1) 最小値を求めよ。
(2) 最大値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた二次関数 y=x24x+5y = x^2 - 4x + 5 を平方完成します。
y=(x2)24+5y = (x - 2)^2 - 4 + 5
y=(x2)2+1y = (x - 2)^2 + 1
このグラフは、頂点が (2,1)(2, 1) の下に凸な放物線です。
定義域は 0xa0 \le x \le a です。
(1) 最小値を求める。
場合分けをします。
(i) a2a \le 2 のとき、定義域内で x=ax=a で最小値をとります。
最小値は y=a24a+5y = a^2 - 4a + 5 です。
(ii) a>2a > 2 のとき、定義域内で x=2x=2 で最小値をとります。
最小値は y=1y = 1 です。
(2) 最大値を求める。
場合分けをします。
(i) 0<a40 < a \le 4 のとき、 x=0x=0 で最大値をとります。
最大値は y=0240+5=5y = 0^2 - 4 \cdot 0 + 5 = 5 です。
(ii) a>4a > 4 のとき、x=ax=a で最大値をとります。
最大値は y=a24a+5y = a^2 - 4a + 5 です。

3. 最終的な答え

(1) 最小値
a2a \le 2 のとき、 a24a+5a^2 - 4a + 5
a>2a > 2 のとき、 11
(2) 最大値
0<a40 < a \le 4 のとき、 55
a>4a > 4 のとき、 a24a+5a^2 - 4a + 5

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