クインケ管において、管Bを完全にいれた状態から0.17 m引き出したときに音が最小になった。管の内部を伝わる音の速さが $3.4 \times 10^2$ m/sであるとき、音の波長$\lambda$ [m]と振動数$f$ [Hz]を求める問題です。

応用数学波動干渉音響波長振動数物理
2025/3/21

1. 問題の内容

クインケ管において、管Bを完全にいれた状態から0.17 m引き出したときに音が最小になった。管の内部を伝わる音の速さが 3.4×1023.4 \times 10^2 m/sであるとき、音の波長λ\lambda [m]と振動数ff [Hz]を求める問題です。

2. 解き方の手順

音の干渉が起こり、音が最小になる条件は、2つの経路の経路差が半波長の奇数倍になることです。
管Bを完全にいれた状態から0.17m引き出したとき、経路差は2×0.17=0.342 \times 0.17 = 0.34 mとなります。これが半波長の奇数倍になるため、
0.34=(2n+1)λ20.34 = (2n+1)\frac{\lambda}{2} (n=0,1,2,...)
最初に音が最小になるのはn=0のときなので、
0.34=λ20.34 = \frac{\lambda}{2}
λ=2×0.34=0.68\lambda = 2 \times 0.34 = 0.68 m
また、音速vv、波長λ\lambda、振動数ffの関係はv=fλv = f\lambdaなので、
f=vλ=3.4×1020.68=3400.68=500f = \frac{v}{\lambda} = \frac{3.4 \times 10^2}{0.68} = \frac{340}{0.68} = 500 Hz

3. 最終的な答え

波長 λ=0.68\lambda = 0.68 m
振動数 f=500f = 500 Hz

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