(1) (x+1)(x−2)(x−3)(x−6) を展開する。 まず、(x+1)(x−2)=x2−x−2、 (x−3)(x−6)=x2−9x+18。 次に、(x2−x−2)(x2−9x+18)=x4−9x3+18x2−x3+9x2−18x−2x2+18x−36=x4−10x3+25x2−36 (2) x2+xy−4x−5y−5を因数分解する。 x2+xy−4x−5y−5=x(x+y)−4x−5(y+1) x2−4x+xy−5y−5=x(x−4)+y(x−5)−5 x2+xy−4x−5y−5=x(x+y−4)−5(y+1) x2+xy−4x−5y−5=x2−4x+xy−5y−5=x(x−4)+y(x−5)−5 正しい手順で因数分解すると、x2+xy−4x−5y−5=(x−5)(x+y+1)。 (3) (3a−b)4 の展開式における ab3 の項の係数を求める。 二項定理より、(3a−b)4=∑k=04(k4)(3a)4−k(−b)k。ab3 の項は k=3 の時なので、(34)(3a)4−3(−b)3=4⋅3a⋅(−b3)=−12ab3。したがって、係数は -12。 (4) (a−1)(a4−1)=4−a−a4+1=5−(a+a4) を最大にする a の値を求める。 相加相乗平均の関係より、a+a4≥2a⋅a4=24=4。 等号成立は a=a4 の時、つまり a2=4。a は正の実数なので、a=2。 よって、5−(a+a4)≤5−4=1。したがって、最大値は a=2 の時。 (5) x3+ax2+bx−13=0 の解の1つが 2−3i のとき、a,b を求める。 係数が実数なので、2+3i も解。残りの解を α とすると、解と係数の関係より、 (2−3i)+(2+3i)+α=−a (2−3i)(2+3i)+(2−3i)α+(2+3i)α=b (2−3i)(2+3i)α=13 4+9=13 なので、(13)α=13 より α=1。 −a=4+1=5 より a=−5。 b=13+(2−3i)+(2+3i)=13+4=17。 (6) 2次関数のグラフが3点 (0,3), (1, 2), (3, 6) を通るとき、その2次関数の方程式を求める。
y=px2+qx+r とおく。 (1,2) を通るので、p+q+3=2 より p+q=−1。 (3,6) を通るので、9p+3q+3=6 より 9p+3q=3 より 3p+q=1。 3p+q−(p+q)=1−(−1) より 2p=2 なので p=1。 1+q=−1 より q=−2。 したがって、y=x2−2x+3。 (7) △ABC において、sinA5=sinB4=sinC7 であるとき、cosC を求める。 正弦定理より、sinAa=sinBb=sinCc なので、a=5k, b=4k, c=7k (k>0)。 余弦定理より、c2=a2+b2−2abcosC なので、(7k)2=(5k)2+(4k)2−2(5k)(4k)cosC。 49k2=25k2+16k2−40k2cosC 49=25+16−40cosC 49=41−40cosC 8=−40cosC cosC=−408=−51 (8) U={n∣nは1以上100以下の整数} を全体集合とし、U の部分集合 A,B,C を A={n∣nは2の倍数}, B={n∣nは3の倍数},C={n∣nは5の倍数} とする。このとき、集合 A∪B∪C の要素の個数を求める。 ∣A∣=⌊2100⌋=50 ∣B∣=⌊3100⌋=33 ∣C∣=⌊5100⌋=20 ∣A∩B∣=⌊6100⌋=16 ∣B∩C∣=⌊15100⌋=6 ∣A∩C∣=⌊10100⌋=10 ∣A∩B∩C∣=⌊30100⌋=3 ∣A∪B∪C∣=∣A∣+∣B∣+∣C∣−∣A∩B∣−∣B∩C∣−∣A∩C∣+∣A∩B∩C∣ =50+33+20−16−6−10+3=74 (9) サイコロを60回振るとき、1の目が出る回数Xの分散を求める。
1の目が出る確率は p=61。試行回数は n=60。 分散 V(X)=np(1−p)=60⋅61⋅65=10⋅65=650=325 (10) 赤玉4個, 白玉2個の合計6個の玉が入った袋がある。この袋から玉を同時に3個取り出すとき、異なる2色の玉を取り出す確率を求める。
全事象は (36)=3⋅2⋅16⋅5⋅4=20。 異なる2色の玉を取り出すのは、
(赤2, 白1) または (赤1, 白2)。
(24)(12)+(14)(22)=24⋅3⋅2+4⋅1=6⋅2+4=12+4=16 確率は 2016=54