与えられた数学の問題を解き、空欄を埋める。問題は多項式の展開、因数分解、二項定理、関数の最大値、複素数解を持つ3次方程式、2次関数の決定、三角比、集合、確率変数、確率の問題など、様々な分野に渡る。

応用数学多項式因数分解二項定理最大値複素数二次関数三角比集合確率分散
2025/4/10

1. 問題の内容

与えられた数学の問題を解き、空欄を埋める。問題は多項式の展開、因数分解、二項定理、関数の最大値、複素数解を持つ3次方程式、2次関数の決定、三角比、集合、確率変数、確率の問題など、様々な分野に渡る。

2. 解き方の手順

(1) (x+1)(x2)(x3)(x6)(x+1)(x-2)(x-3)(x-6) を展開する。
まず、(x+1)(x2)=x2x2(x+1)(x-2) = x^2 -x -2(x3)(x6)=x29x+18(x-3)(x-6) = x^2 -9x + 18
次に、(x2x2)(x29x+18)=x49x3+18x2x3+9x218x2x2+18x36=x410x3+25x236(x^2 -x -2)(x^2 -9x + 18) = x^4 -9x^3 +18x^2 -x^3 +9x^2 -18x -2x^2 +18x -36 = x^4 -10x^3 +25x^2 -36
(2) x2+xy4x5y5x^2 + xy -4x -5y -5を因数分解する。
x2+xy4x5y5=x(x+y)4x5(y+1)x^2 + xy -4x - 5y - 5 = x(x+y) -4x -5(y+1)
x24x+xy5y5=x(x4)+y(x5)5x^2 -4x + xy - 5y -5 = x(x-4) + y(x-5) - 5
x2+xy4x5y5=x(x+y4)5(y+1)x^2 + xy - 4x - 5y - 5 = x(x+y-4) - 5(y+1)
x2+xy4x5y5=x24x+xy5y5=x(x4)+y(x5)5x^2 + xy - 4x - 5y - 5 = x^2 -4x + xy - 5y - 5 = x(x-4) + y(x-5) - 5
正しい手順で因数分解すると、x2+xy4x5y5=(x5)(x+y+1)x^2+xy-4x-5y-5 = (x-5)(x+y+1)
(3) (3ab)4(3a-b)^4 の展開式における ab3ab^3 の項の係数を求める。
二項定理より、(3ab)4=k=04(4k)(3a)4k(b)k(3a-b)^4 = \sum_{k=0}^{4} \binom{4}{k} (3a)^{4-k} (-b)^kab3ab^3 の項は k=3k=3 の時なので、(43)(3a)43(b)3=43a(b3)=12ab3\binom{4}{3} (3a)^{4-3} (-b)^3 = 4 \cdot 3a \cdot (-b^3) = -12ab^3。したがって、係数は -12。
(4) (a1)(4a1)=4a4a+1=5(a+4a)(a-1)(\frac{4}{a} - 1) = 4 - a - \frac{4}{a} + 1 = 5 - (a + \frac{4}{a}) を最大にする aa の値を求める。
相加相乗平均の関係より、a+4a2a4a=24=4a + \frac{4}{a} \ge 2 \sqrt{a \cdot \frac{4}{a}} = 2 \sqrt{4} = 4
等号成立は a=4aa = \frac{4}{a} の時、つまり a2=4a^2 = 4aa は正の実数なので、a=2a = 2
よって、5(a+4a)54=15 - (a + \frac{4}{a}) \le 5 - 4 = 1。したがって、最大値は a=2a=2 の時。
(5) x3+ax2+bx13=0x^3 + ax^2 + bx - 13 = 0 の解の1つが 23i2-3i のとき、a,ba, b を求める。
係数が実数なので、2+3i2+3i も解。残りの解を α\alpha とすると、解と係数の関係より、
(23i)+(2+3i)+α=a(2-3i) + (2+3i) + \alpha = -a
(23i)(2+3i)+(23i)α+(2+3i)α=b(2-3i)(2+3i) + (2-3i)\alpha + (2+3i)\alpha = b
(23i)(2+3i)α=13(2-3i)(2+3i)\alpha = 13
4+9=134 + 9 = 13 なので、(13)α=13(13)\alpha = 13 より α=1\alpha = 1
a=4+1=5-a = 4 + 1 = 5 より a=5a = -5
b=13+(23i)+(2+3i)=13+4=17b = 13 + (2-3i) + (2+3i) = 13 + 4 = 17
(6) 2次関数のグラフが3点 (0,3), (1, 2), (3, 6) を通るとき、その2次関数の方程式を求める。
y=px2+qx+ry = px^2 + qx + r とおく。
(0,3) を通るので、r=3r = 3
(1,2) を通るので、p+q+3=2p + q + 3 = 2 より p+q=1p+q = -1
(3,6) を通るので、9p+3q+3=69p + 3q + 3 = 6 より 9p+3q=39p + 3q = 3 より 3p+q=13p+q = 1
3p+q(p+q)=1(1)3p+q - (p+q) = 1 - (-1) より 2p=22p = 2 なので p=1p = 1
1+q=11+q = -1 より q=2q = -2
したがって、y=x22x+3y = x^2 -2x + 3
(7) ABC\triangle ABC において、5sinA=4sinB=7sinC\frac{5}{\sin A} = \frac{4}{\sin B} = \frac{7}{\sin C} であるとき、cosC\cos C を求める。
正弦定理より、asinA=bsinB=csinC\frac{a}{\sin A} = \frac{b}{\sin B} = \frac{c}{\sin C} なので、a=5ka=5k, b=4kb=4k, c=7kc=7k (k>0)。
余弦定理より、c2=a2+b22abcosCc^2 = a^2 + b^2 - 2ab \cos C なので、(7k)2=(5k)2+(4k)22(5k)(4k)cosC(7k)^2 = (5k)^2 + (4k)^2 - 2(5k)(4k) \cos C
49k2=25k2+16k240k2cosC49k^2 = 25k^2 + 16k^2 - 40k^2 \cos C
49=25+1640cosC49 = 25 + 16 - 40 \cos C
49=4140cosC49 = 41 - 40 \cos C
8=40cosC8 = -40 \cos C
cosC=840=15\cos C = -\frac{8}{40} = -\frac{1}{5}
(8) U={nn1以上100以下の整数}U = \{n | n は 1 以上 100 以下の整数\} を全体集合とし、UU の部分集合 A,B,CA, B, CA={nn2の倍数}A = \{n | n は 2 の倍数\}, B={nn3の倍数},C={nn5の倍数}B = \{n | n は 3 の倍数\}, C = \{n | n は 5 の倍数\} とする。このとき、集合 ABCA \cup B \cup C の要素の個数を求める。
A=1002=50|A| = \lfloor \frac{100}{2} \rfloor = 50
B=1003=33|B| = \lfloor \frac{100}{3} \rfloor = 33
C=1005=20|C| = \lfloor \frac{100}{5} \rfloor = 20
AB=1006=16|A \cap B| = \lfloor \frac{100}{6} \rfloor = 16
BC=10015=6|B \cap C| = \lfloor \frac{100}{15} \rfloor = 6
AC=10010=10|A \cap C| = \lfloor \frac{100}{10} \rfloor = 10
ABC=10030=3|A \cap B \cap C| = \lfloor \frac{100}{30} \rfloor = 3
ABC=A+B+CABBCAC+ABC|A \cup B \cup C| = |A| + |B| + |C| - |A \cap B| - |B \cap C| - |A \cap C| + |A \cap B \cap C|
=50+33+2016610+3=74= 50 + 33 + 20 - 16 - 6 - 10 + 3 = 74
(9) サイコロを60回振るとき、1の目が出る回数Xの分散を求める。
1の目が出る確率は p=16p = \frac{1}{6}。試行回数は n=60n = 60
分散 V(X)=np(1p)=601656=1056=506=253V(X) = np(1-p) = 60 \cdot \frac{1}{6} \cdot \frac{5}{6} = 10 \cdot \frac{5}{6} = \frac{50}{6} = \frac{25}{3}
(10) 赤玉4個, 白玉2個の合計6個の玉が入った袋がある。この袋から玉を同時に3個取り出すとき、異なる2色の玉を取り出す確率を求める。
全事象は (63)=654321=20\binom{6}{3} = \frac{6 \cdot 5 \cdot 4}{3 \cdot 2 \cdot 1} = 20
異なる2色の玉を取り出すのは、
(赤2, 白1) または (赤1, 白2)。
(42)(21)+(41)(22)=4322+41=62+4=12+4=16\binom{4}{2} \binom{2}{1} + \binom{4}{1} \binom{2}{2} = \frac{4 \cdot 3}{2} \cdot 2 + 4 \cdot 1 = 6 \cdot 2 + 4 = 12 + 4 = 16
確率は 1620=45\frac{16}{20} = \frac{4}{5}

3. 最終的な答え

(ア) x410x3+25x236x^4 - 10x^3 + 25x^2 - 36
(イ) (x5)(x+y+1)(x-5)(x+y+1)
(ウ) 12-12
(エ) 22
(オ) 5-5
(カ) 1717
(キ) y=x22x+3y = x^2 - 2x + 3
(ク) 15-\frac{1}{5}
(ケ) 7474
(コ) 253\frac{25}{3}
(サ) 45\frac{4}{5}

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