$\sqrt{5}$ が無理数であることを用いて、等式 $(\sqrt{5}-1)x - (3+\sqrt{5})y = 3+5\sqrt{5}$ を満たす有理数 $x$, $y$ の値を求めよ。

代数学無理数連立方程式有理数方程式
2025/5/11

1. 問題の内容

5\sqrt{5} が無理数であることを用いて、等式 (51)x(3+5)y=3+55(\sqrt{5}-1)x - (3+\sqrt{5})y = 3+5\sqrt{5} を満たす有理数 xx, yy の値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた等式を展開します。
(51)x(3+5)y=3+55(\sqrt{5}-1)x - (3+\sqrt{5})y = 3+5\sqrt{5}
5xx3y5y=3+55\sqrt{5}x - x - 3y - \sqrt{5}y = 3+5\sqrt{5}
5x5yx3y=3+55\sqrt{5}x - \sqrt{5}y - x - 3y = 3+5\sqrt{5}
5(xy)(x+3y)=3+55\sqrt{5}(x-y) - (x+3y) = 3+5\sqrt{5}
ここで、xxyy は有理数であるため、xyx-yx+3yx+3y も有理数です。5\sqrt{5} は無理数であるため、
xy=5x-y = 5
(x+3y)=3-(x+3y) = 3
という連立方程式が成り立ちます。
2つ目の式を x+3y=3x+3y = -3 と書き換えます。
これで連立方程式
xy=5x-y = 5
x+3y=3x+3y = -3
が得られました。
1つ目の式から x=y+5x=y+5 を得て、これを2つ目の式に代入すると、
(y+5)+3y=3(y+5) + 3y = -3
4y+5=34y+5 = -3
4y=84y = -8
y=2y = -2
となります。
次に、x=y+5x = y+5y=2y=-2 を代入すると、
x=2+5=3x = -2 + 5 = 3
となります。
したがって、x=3x=3, y=2y=-2 が解となります。

3. 最終的な答え

x=3x = 3, y=2y = -2

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