問題は数列に関する3つの部分から構成されています。 (1) 初項と第10項が与えられた等差数列の公差と一般項を求めます。 (2) 2つの条件を満たす等比数列の初項、公比、一般項を求めます。 (3) (1)と(2)で求めた2つの数列に共通する項の総和を求めます。
2025/3/21
1. 問題の内容
問題は数列に関する3つの部分から構成されています。
(1) 初項と第10項が与えられた等差数列の公差と一般項を求めます。
(2) 2つの条件を満たす等比数列の初項、公比、一般項を求めます。
(3) (1)と(2)で求めた2つの数列に共通する項の総和を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 等差数列 について、初項 、第10項 が与えられています。公差を とすると、 より、 となります。これを解くと、 より となります。一般項は となります。
(2) 等比数列 について、 かつ が与えられています。初項を 、公比を とすると、、、、 となります。よって、 と が成り立ちます。2番目の式を1番目の式で割ると、 となり、 より、 となります。これを に代入すると、 となり、 となります。したがって、一般項は となります。
(3) と に共通する項の総和を求めます。共通する項は、 を満たす整数の組 です。つまり、 を満たす を探します。
のとき、、 とすると より 、 なので、。
のとき、、 とすると より 、 なので、。
のとき、、 とすると より 、 なので、。
のとき、、 とすると より 、 なので、。
のとき、、 とすると より 、 なので、。
のとき、 とすると、 より より 、となり不適
共通項は4, 8, 16, 32, 64であるから、総和は
3. 最終的な答え
(1) 公差:-2, 一般項:
(2) 初項:4, 公比:2, 一般項:
(3) 共通の項の総和:124