与えられた問題は、数列に関する3つの小問から構成されています。 (1) 等差数列 $\{a_n\}$ の初項が74、第10項が56であるとき、公差と一般項を求めます。 (2) 等比数列 $\{b_n\}$ について、$b_2 + b_3 = 24$、$b_5 + b_6 = 192$ が与えられています。初項と公比、および一般項を求めます。 (3) (1)で求めた数列 $\{a_n\}$ と(2)で求めた数列 $\{b_n\}$ に共通する項の総和を求めます。
2025/3/21
1. 問題の内容
与えられた問題は、数列に関する3つの小問から構成されています。
(1) 等差数列 の初項が74、第10項が56であるとき、公差と一般項を求めます。
(2) 等比数列 について、、 が与えられています。初項と公比、および一般項を求めます。
(3) (1)で求めた数列 と(2)で求めた数列 に共通する項の総和を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 等差数列 について
初項 、第10項 です。
等差数列の一般項は で表されます。ここで は公差です。
なので、
したがって、公差は -2 です。
一般項は
(2) 等比数列 について
、 が与えられています。
等比数列の一般項は で表されます。ここで、 は初項、 は公比です。
(公比は実数なので)
に を代入すると、
したがって、初項は 4、公比は 2 です。
一般項は
(3) 共通な項の総和
共通な項を とすると、 は と の両方に含まれる必要があります。
となるような と を探します。
いくつかの項を書き出してみます。
のとき、、
のとき、、
共通な項は 4 と 64 です。
共通な項の総和は
3. 最終的な答え
(1) 公差は -2 で、一般項は です。
(2) 初項は 4 で、公比は 2 で、一般項は です。
(3) 共通な項の総和は 68 です。