$\frac{1}{3-2\sqrt{2}}$ の整数部分を $a$、小数部分を $b$ とするとき、$a$, $b$, $ab^2 + b^2 + 4ab + 4b$ の値を求める。

代数学無理数の計算有理化整数部分小数部分式の計算因数分解
2025/5/11

1. 問題の内容

1322\frac{1}{3-2\sqrt{2}} の整数部分を aa、小数部分を bb とするとき、aa, bb, ab2+b2+4ab+4bab^2 + b^2 + 4ab + 4b の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、1322\frac{1}{3-2\sqrt{2}} を有理化します。
1322=13223+223+22=3+2298=3+22\frac{1}{3-2\sqrt{2}} = \frac{1}{3-2\sqrt{2}} \cdot \frac{3+2\sqrt{2}}{3+2\sqrt{2}} = \frac{3+2\sqrt{2}}{9-8} = 3+2\sqrt{2}
次に、3+223+2\sqrt{2} の整数部分 aa と小数部分 bb を求めます。
2\sqrt{2} は約1.414なので、222\sqrt{2} は約2.828となります。
したがって、3+223+2\sqrt{2} は約5.828となります。
よって、整数部分 a=5a=5 となります。
小数部分 b=(3+22)5=222b = (3+2\sqrt{2}) - 5 = 2\sqrt{2} - 2 となります。
最後に、ab2+b2+4ab+4bab^2 + b^2 + 4ab + 4b の値を計算します。
これは、b2(a+1)+4b(a+1)b^2(a+1) + 4b(a+1) と変形できます。
さらに、(a+1)(b2+4b)(a+1)(b^2 + 4b) と因数分解できます。
a=5a=5 なので、a+1=6a+1 = 6 となります。
b=222b=2\sqrt{2}-2b2+4bb^2+4b に代入します。
b2=(222)2=(22)22(22)(2)+22=882+4=1282b^2 = (2\sqrt{2}-2)^2 = (2\sqrt{2})^2 - 2(2\sqrt{2})(2) + 2^2 = 8 - 8\sqrt{2} + 4 = 12 - 8\sqrt{2}
4b=4(222)=8284b = 4(2\sqrt{2}-2) = 8\sqrt{2} - 8
b2+4b=(1282)+(828)=4b^2 + 4b = (12 - 8\sqrt{2}) + (8\sqrt{2} - 8) = 4
よって、(a+1)(b2+4b)=64=24(a+1)(b^2 + 4b) = 6 \cdot 4 = 24 となります。

3. 最終的な答え

a=5a = 5
b=222b = 2\sqrt{2} - 2
ab2+b2+4ab+4b=24ab^2 + b^2 + 4ab + 4b = 24

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