まず、7人掛けの長椅子の数を x 脚、5人掛けの長椅子の数を y 脚とおきます。 すると、x+y=30 が成り立ちます。 次に、問題文の条件から不等式を立てます。
7人掛けの長椅子だけを使って7人ずつ着席させると、85人以上の出席者が着席できなかったので、出席者の人数を N とすると 7x<N−85 が成り立ちます。つまり、N>7x+85 が成り立ちます。 7人掛けの長椅子に4人ずつ着席させ、5人掛けの長椅子に3人ずつ着席させると、67人以上の出席者が着席できなかったので、
4x+3y<N−67 が成り立ちます。つまり、N>4x+3y+67 が成り立ちます。 7人掛けの長椅子に7人ずつ着席させ、5人掛けの長椅子に5人ずつ着席させると、出席者全員が着席でき、1人も着席していない5人掛けの長椅子が1脚余ったので、
7x+5(y−1)=N が成り立ちます。 ここで、x+y=30 より、y=30−x ですので、N=7x+5(30−x−1)=7x+5(29−x)=7x+145−5x=2x+145 となります。 これを不等式に代入します。
N>7x+85 より、2x+145>7x+85 なので、5x<60。よって、x<12 が成り立ちます。 N>4x+3y+67 より、2x+145>4x+3(30−x)+67 なので、2x+145>4x+90−3x+67 。よって、x<−2x+12>157−145 が成り立ち、x>12. よって、x<12とx>12を満たすxが存在しないので、選択肢の出席者の数から逆算して考える。 N=169の場合、x=(169−145)/2=12, y=30−12=18。7x+85=84+85=169. 条件N>7x+85を満たさない。 N=171の場合、x=(171−145)/2=13, y=30−13=17。7x+85=91+85=176. 条件N>7x+85を満たす。4x+3y+67=52+51+67=170, 条件N>4x+3y+67を満たす。