7人掛けの長椅子と5人掛けの長椅子が合計30脚用意されている。いくつかの条件から、出席者の人数を求める問題です。

代数学連立方程式不等式文章問題解の範囲
2025/5/12

1. 問題の内容

7人掛けの長椅子と5人掛けの長椅子が合計30脚用意されている。いくつかの条件から、出席者の人数を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、7人掛けの長椅子の数を xx 脚、5人掛けの長椅子の数を yy 脚とおきます。
すると、x+y=30x + y = 30 が成り立ちます。
次に、問題文の条件から不等式を立てます。
7人掛けの長椅子だけを使って7人ずつ着席させると、85人以上の出席者が着席できなかったので、出席者の人数を NN とすると
7x<N857x < N - 85 が成り立ちます。つまり、N>7x+85N > 7x + 85 が成り立ちます。
7人掛けの長椅子に4人ずつ着席させ、5人掛けの長椅子に3人ずつ着席させると、67人以上の出席者が着席できなかったので、
4x+3y<N674x + 3y < N - 67 が成り立ちます。つまり、N>4x+3y+67N > 4x + 3y + 67 が成り立ちます。
7人掛けの長椅子に7人ずつ着席させ、5人掛けの長椅子に5人ずつ着席させると、出席者全員が着席でき、1人も着席していない5人掛けの長椅子が1脚余ったので、
7x+5(y1)=N7x + 5(y-1) = N が成り立ちます。
ここで、x+y=30x + y = 30 より、y=30xy = 30 - x ですので、N=7x+5(30x1)=7x+5(29x)=7x+1455x=2x+145N = 7x + 5(30 - x - 1) = 7x + 5(29 - x) = 7x + 145 - 5x = 2x + 145 となります。
これを不等式に代入します。
N>7x+85N > 7x + 85 より、2x+145>7x+852x + 145 > 7x + 85 なので、5x<605x < 60。よって、x<12x < 12 が成り立ちます。
N>4x+3y+67N > 4x + 3y + 67 より、2x+145>4x+3(30x)+672x + 145 > 4x + 3(30-x) + 67 なので、2x+145>4x+903x+672x + 145 > 4x + 90 - 3x + 67 。よって、x<2x+12>157145x < -2x + 12 > 157 - 145 が成り立ち、x>12x > 12.
よって、x<12x<12x>12x>12を満たすxxが存在しないので、選択肢の出席者の数から逆算して考える。
N=169の場合、x=(169145)/2=12x=(169-145)/2=12, y=3012=18y=30-12=187x+85=84+85=1697x+85=84+85=169. 条件N>7x+85N > 7x + 85を満たさない。
N=171の場合、x=(171145)/2=13x=(171-145)/2=13, y=3013=17y=30-13=177x+85=91+85=1767x+85=91+85=176. 条件N>7x+85N > 7x + 85を満たす。4x+3y+67=52+51+67=1704x+3y+67 = 52+51+67=170, 条件N>4x+3y+67N > 4x + 3y + 67を満たす。

3. 最終的な答え

171人