1個200円のリンゴと1個300円のナシを合わせて買い、合計2000円だった。リンゴとナシは少なくとも1個は買ったとする。リンゴの個数を求める問題です。 情報ア:リンゴの個数はナシの個数より多い。 情報イ:リンゴの代金はナシの代金より高い。 情報ア、イのどちら(あるいは両方)があれば、リンゴの個数が特定できるかを問う問題です。

代数学連立方程式不等式整数解文章問題
2025/5/11

1. 問題の内容

1個200円のリンゴと1個300円のナシを合わせて買い、合計2000円だった。リンゴとナシは少なくとも1個は買ったとする。リンゴの個数を求める問題です。
情報ア:リンゴの個数はナシの個数より多い。
情報イ:リンゴの代金はナシの代金より高い。
情報ア、イのどちら(あるいは両方)があれば、リンゴの個数が特定できるかを問う問題です。

2. 解き方の手順

リンゴの個数を xx、ナシの個数を yy とします。
このとき、以下の式が成り立ちます。
200x+300y=2000200x + 300y = 2000
両辺を100で割ると
2x+3y=202x + 3y = 20
xxyy はともに1以上の整数です。
まず、情報アだけでリンゴの個数が特定できるか検討します。
情報アがあるとき、x>yx > y が成り立ちます。
2x+3y=202x + 3y = 20 を満たす整数解 (x,y)(x, y) を探します。
y=1y = 1 のとき、2x=172x = 17 となり、xx は整数になりません。
y=2y = 2 のとき、2x=142x = 14 となり、x=7x = 7。このとき、x>yx > y を満たします。
y=3y = 3 のとき、2x=112x = 11 となり、xx は整数になりません。
y=4y = 4 のとき、2x=82x = 8 となり、x=4x = 4。このとき、x>yx > y を満たしません。
y=5y = 5 のとき、2x=52x = 5 となり、xx は整数になりません。
y=6y = 6 のとき、2x=22x = 2 となり、x=1x = 1。このとき、x>yx > y を満たしません。
したがって、x>yx > y を満たすのは (x,y)=(7,2)(x, y) = (7, 2) のみです。リンゴの個数は7個と特定できます。
次に、情報イだけでリンゴの個数が特定できるか検討します。
情報イがあるとき、200x>300y200x > 300y が成り立ちます。
つまり、2x>3y2x > 3y です。
2x+3y=202x + 3y = 20 を満たす整数解 (x,y)(x, y) を探します。
y=1y = 1 のとき、2x=172x = 17 となり、xx は整数になりません。
y=2y = 2 のとき、2x=142x = 14 となり、x=7x = 7。このとき、2x=14>3y=62x = 14 > 3y = 6 を満たします。
y=3y = 3 のとき、2x=112x = 11 となり、xx は整数になりません。
y=4y = 4 のとき、2x=82x = 8 となり、x=4x = 4。このとき、2x=8>3y=122x = 8 > 3y = 12 を満たしません。
y=5y = 5 のとき、2x=52x = 5 となり、xx は整数になりません。
y=6y = 6 のとき、2x=22x = 2 となり、x=1x = 1。このとき、2x=2>3y=182x = 2 > 3y = 18 を満たしません。
したがって、2x>3y2x > 3y を満たすのは (x,y)=(7,2)(x, y) = (7, 2) のみです。リンゴの個数は7個と特定できます。

3. 最終的な答え

D

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