(1) 半径6cmのおうぎ形Aと、半径3cm, 中心角120°のおうぎ形Bの面積が同じとき、おうぎ形Aの中心角の大きさを求めなさい。 (2) 半径8cm, 中心角150°のおうぎ形Aと、弧の長さが同じで半径が6cmのおうぎ形Bがあります。おうぎ形Bの中心角の大きさを求めなさい。

幾何学おうぎ形面積中心角弧の長さ
2025/5/12

1. 問題の内容

(1) 半径6cmのおうぎ形Aと、半径3cm, 中心角120°のおうぎ形Bの面積が同じとき、おうぎ形Aの中心角の大きさを求めなさい。
(2) 半径8cm, 中心角150°のおうぎ形Aと、弧の長さが同じで半径が6cmのおうぎ形Bがあります。おうぎ形Bの中心角の大きさを求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) おうぎ形Bの面積を求める。おうぎ形の面積は πr2×中心角360\pi r^2 \times \frac{中心角}{360} で計算できるので、おうぎ形Bの面積は、
π×32×120360=π×9×13=3π\pi \times 3^2 \times \frac{120}{360} = \pi \times 9 \times \frac{1}{3} = 3\pi
おうぎ形Aの面積も 3π3\pi である。おうぎ形Aの半径は6cmなので、中心角を xx とすると、
π×62×x360=3π\pi \times 6^2 \times \frac{x}{360} = 3\pi
36π×x360=3π36\pi \times \frac{x}{360} = 3\pi
x360=3π36π=112\frac{x}{360} = \frac{3\pi}{36\pi} = \frac{1}{12}
x=36012=30x = \frac{360}{12} = 30
おうぎ形Aの中心角は30°。
(2) おうぎ形Aの弧の長さを求める。おうぎ形の弧の長さは 2πr×中心角3602\pi r \times \frac{中心角}{360} で計算できるので、おうぎ形Aの弧の長さは、
2π×8×150360=16π×512=203π2\pi \times 8 \times \frac{150}{360} = 16\pi \times \frac{5}{12} = \frac{20}{3}\pi
おうぎ形Bの弧の長さも 203π\frac{20}{3}\pi である。おうぎ形Bの半径は6cmなので、中心角を yy とすると、
2π×6×y360=203π2\pi \times 6 \times \frac{y}{360} = \frac{20}{3}\pi
12π×y360=203π12\pi \times \frac{y}{360} = \frac{20}{3}\pi
y360=20π3×112π=2036=59\frac{y}{360} = \frac{20\pi}{3} \times \frac{1}{12\pi} = \frac{20}{36} = \frac{5}{9}
y=360×59=40×5=200y = 360 \times \frac{5}{9} = 40 \times 5 = 200
おうぎ形Bの中心角は200°。

3. 最終的な答え

(1) 30°
(2) 200°

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