三角形ABCは∠ABC = 90°の直角三角形である。点Gは三角形ABCの重心であり、Dは直線AGと辺BCの交点、Eは直線CGと辺ABの交点である。GE = 5, BD = 6のとき、辺ACの長さを求めよ。

幾何学三角形重心相似ピタゴラスの定理メネラウスの定理
2025/5/12

1. 問題の内容

三角形ABCは∠ABC = 90°の直角三角形である。点Gは三角形ABCの重心であり、Dは直線AGと辺BCの交点、Eは直線CGと辺ABの交点である。GE = 5, BD = 6のとき、辺ACの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、重心の性質からAG:GD = 2:1, CG:GE = 2:1である。
また、重心は中線の交点であることから、ADとCEはそれぞれ中線である。
したがって、DはBCの中点であり、EはABの中点である。
△GBDと△GAEを考える。
BE = AEより、BE = AE
BD = 6
GE = 5
△ABCにおいて、中点連結定理より、ED // AC。
また、△EBGと△CAGは相似である。
CG:GE = 2:1 なので、AG:GD = 2:1
したがって、AG = 2GD, CG = 2GE = 10
次に、メネラウスの定理を△ABDと直線CEに適用する。
AEEBBCCDDGGA=1\frac{AE}{EB} \cdot \frac{BC}{CD} \cdot \frac{DG}{GA} = 1
AEEB=1\frac{AE}{EB} = 1, BCCD=2\frac{BC}{CD} = 2, DGGA=12\frac{DG}{GA} = \frac{1}{2}
1212=11 \cdot 2 \cdot \frac{1}{2} = 1
また、メネラウスの定理を△BCEと直線ADに適用する。
CDDBBAAEEGGC=1\frac{CD}{DB} \cdot \frac{BA}{AE} \cdot \frac{EG}{GC} = 1
CDDB=1\frac{CD}{DB} = 1, EGGC=12\frac{EG}{GC} = \frac{1}{2}
したがって、BAAE=2\frac{BA}{AE} = 2より、BA = 2AE
AE = BEなので、BA = 2BE
△ABCにおいて、BC = 2BD = 12
△ABEにおいて、AB = 2BE
△ABCは直角三角形なので、ピタゴラスの定理より
AC2=AB2+BC2AC^2 = AB^2 + BC^2
AC2=(2BE)2+122=4BE2+144AC^2 = (2BE)^2 + 12^2 = 4BE^2 + 144
△GBEと△CGAは相似より、BE/CA = GE/GC = 5/10 = 1/2
したがって、CA = 2BE
AC2=AB2+BC2=AC2=AB2+BC2AC^2 = AB^2 + BC^2 = AC^2 = AB^2 + BC^2
(2BE)2=(2BE)2+122(2BE)^2 = (2BE)^2 + 12^2
ここで、△BGEと△AGCは相似なので、BE/AC = BG/AG = 1/2
BE = xとおくと、AC = 2x, AB = sqrt(AC^2 - BC^2) = sqrt(4x^2 - 144)
重心Gは中線の交点なので、AG = (2/3)AD、BG = (2/3)BE
BG/AG = BE/AC より、(2/3)BE/(2/3)AD = 1/2 なので、BE/AC = 1/2
BE = xとすると、AC = 2x
AB = AC2BC2=(2x)2122=4x2144\sqrt{AC^2 - BC^2} = \sqrt{(2x)^2 - 12^2} = \sqrt{4x^2 - 144}
また、EはABの中点なので、AE = 124x2144\frac{1}{2} \sqrt{4x^2 - 144}
△BGE ~ △CGA であり、GE = 5、GC = 10なので相似比は1:2
BE = 12AC\frac{1}{2} AC であるから、AC = 2BE = 2x
中線定理より、AB2+BC2=2(AE2+BE2)AB^2 + BC^2 = 2(AE^2 + BE^2)
4x2144+144=2(14(4x2144)+x2)4x^2 - 144 + 144 = 2(\frac{1}{4}(4x^2 - 144) + x^2)
4x2=2(x236+x2)=4x2724x^2 = 2(x^2 - 36 + x^2) = 4x^2 - 72
これは成立しない。
△ABC ~ △EBD
ABEB=BCBD=CADE=2\frac{AB}{EB} = \frac{BC}{BD} = \frac{CA}{DE} = 2
CA=2DECA = 2DE
AC=AB2+BC2AC = \sqrt{AB^2+BC^2}
ED=12ACED = \frac{1}{2}AC
BD = 6なのでBC = 12
△BEGと△ACGは相似なので、BE:AC = GE:GC = 5:10 = 1:2
AC = 2BE
AC2=(2BE)2=AB2+BC2=AB2+144AC^2 = (2BE)^2 = AB^2 + BC^2 = AB^2 + 144
AB2=4BE2144AB^2 = 4BE^2 - 144
AB=2AE=2BEAB = 2AE = 2BE
4BE2=4BE2144+1444BE^2 = 4BE^2 - 144 + 144
AC=13

3. 最終的な答え

13

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