プロ野球パ・リーグで15セーブ以上をあげている投手の身長データが与えられています。このデータについて、平均値、分散、標準偏差を求めます。

確率論・統計学平均値分散標準偏差データ解析
2025/5/12

1. 問題の内容

プロ野球パ・リーグで15セーブ以上をあげている投手の身長データが与えられています。このデータについて、平均値、分散、標準偏差を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 平均値を求める。
与えられた身長データをすべて足し合わせ、データの個数で割ります。
身長の合計: 182+192+179+201+192+176=1122182 + 192 + 179 + 201 + 192 + 176 = 1122
データの個数: 66
平均値: 1122/6=1871122 / 6 = 187
(2) 分散 σ2\sigma^2 を求める。
各データの偏差(各データ - 平均値)を計算し、偏差の二乗を求め、偏差の二乗の平均値を計算します。
Aの偏差: 182187=5182 - 187 = -5
Bの偏差: 192187=5192 - 187 = 5
Cの偏差: 179187=8179 - 187 = -8
Dの偏差: 201187=14201 - 187 = 14
Eの偏差: 192187=5192 - 187 = 5
Fの偏差: 176187=11176 - 187 = -11
偏差の二乗:
A: (5)2=25(-5)^2 = 25
B: 52=255^2 = 25
C: (8)2=64(-8)^2 = 64
D: 142=19614^2 = 196
E: 52=255^2 = 25
F: (11)2=121(-11)^2 = 121
偏差の二乗の合計: 25+25+64+196+25+121=45625 + 25 + 64 + 196 + 25 + 121 = 456
分散: 456/6=76456 / 6 = 76
(3) 標準偏差 σ\sigma を求める。
標準偏差は分散の平方根です。
σ=768.72\sigma = \sqrt{76} \approx 8.72

3. 最終的な答え

(1) 平均値: 187 cm
(2) 分散: 76
(3) 標準偏差: 8.72 cm

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