$x$ が負の無限大に近づくときの関数 $x^3 - 2x + 3$ の極限を求める問題です。つまり、 $$ \lim_{x \to -\infty} (x^3 - 2x + 3) $$ を計算します。

解析学極限関数の極限多項式無限大
2025/5/12

1. 問題の内容

xx が負の無限大に近づくときの関数 x32x+3x^3 - 2x + 3 の極限を求める問題です。つまり、
\lim_{x \to -\infty} (x^3 - 2x + 3)
を計算します。

2. 解き方の手順

xx が非常に小さい(負の方向に大きい)とき、多項式の項のうち、最も次数の高い項が支配的になります。この場合、x3x^3 が最も次数の高い項です。
xx が負の無限大に近づくとき、x3x^3 も負の無限大に近づきます。一方、2x2x は正の無限大に近づきますが、x3x^3 の増加(あるいは減少)のスピードの方が、2x2x のスピードよりもはるかに速いです。定数項の 33xx が無限大に近づくにつれて無視できます。
したがって、
\lim_{x \to -\infty} (x^3 - 2x + 3) = \lim_{x \to -\infty} x^3
xx が負の無限大に近づくと、x3x^3 も負の無限大に近づきます。

3. 最終的な答え

\lim_{x \to -\infty} (x^3 - 2x + 3) = -\infty

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