容器Aにはx%の食塩水が100g、容器Bにはy%の食塩水が100g入っている。 容器Aの食塩水50gを容器Bに移してかき混ぜ、続いて容器Bの食塩水50gを容器Aに移してかき混ぜる。これを1回の操作とする。 この操作を2回行う。Aの濃度は1回目の操作を行ったときは16%で、2回目の操作を行ったときは14%であった。このとき、x, yの値を求める。

代数学連立方程式濃度文章問題
2025/5/12

1. 問題の内容

容器Aにはx%の食塩水が100g、容器Bにはy%の食塩水が100g入っている。
容器Aの食塩水50gを容器Bに移してかき混ぜ、続いて容器Bの食塩水50gを容器Aに移してかき混ぜる。これを1回の操作とする。
この操作を2回行う。Aの濃度は1回目の操作を行ったときは16%で、2回目の操作を行ったときは14%であった。このとき、x, yの値を求める。

2. 解き方の手順

まず、1回目の操作後のA, Bの濃度を求める。
AからBに50g移動後、Aの食塩水の量は50gで濃度はx%、Bの食塩水の量は150g。
Bの濃度は、
100y+50x150=2y+x3\frac{100y + 50x}{150} = \frac{2y+x}{3} (%)
次にBからAに50g移動後、Aの食塩水の量は100g。
Aの濃度は、
50x+502y+x3100=x+2y+x32=3x+2y+x6=4x+2y6=2x+y3\frac{50x + 50 \cdot \frac{2y+x}{3}}{100} = \frac{x + \frac{2y+x}{3}}{2} = \frac{3x+2y+x}{6} = \frac{4x+2y}{6} = \frac{2x+y}{3} (%)
これが16%なので、
2x+y3=16\frac{2x+y}{3} = 16
2x+y=482x+y = 48 (1)
次に2回目の操作後のAの濃度を求める。
1回目の操作後、Aの食塩水は100gで濃度は16%、Bの食塩水は100gで濃度は2y+x3\frac{2y+x}{3}%。
AからBに50g移動後、Aの食塩水の量は50gで濃度は16%、Bの食塩水の量は150g。
Bの濃度は、
1002y+x3+5016150=2(2y+x)3+163=4y+2x+489\frac{100 \cdot \frac{2y+x}{3} + 50 \cdot 16}{150} = \frac{\frac{2(2y+x)}{3} + 16}{3} = \frac{4y+2x+48}{9} (%)
次にBからAに50g移動後、Aの食塩水の量は100g。
Aの濃度は、
5016+504y+2x+489100=16+4y+2x+4892=144+4y+2x+4818=2x+4y+19218=x+2y+969\frac{50 \cdot 16 + 50 \cdot \frac{4y+2x+48}{9}}{100} = \frac{16 + \frac{4y+2x+48}{9}}{2} = \frac{144+4y+2x+48}{18} = \frac{2x+4y+192}{18} = \frac{x+2y+96}{9} (%)
これが14%なので、
x+2y+969=14\frac{x+2y+96}{9} = 14
x+2y+96=126x+2y+96 = 126
x+2y=30x+2y = 30 (2)
(1)と(2)の連立方程式を解く。
(1): 2x+y=482x+y = 48
(2): x+2y=30x+2y = 30
(1)よりy=482xy = 48-2x
これを(2)に代入すると、
x+2(482x)=30x+2(48-2x) = 30
x+964x=30x+96-4x = 30
3x=66-3x = -66
x=22x=22
y=482x=4844=4y = 48-2x = 48-44 = 4

3. 最終的な答え

x = 22, y = 4

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