円 $x^2 + y^2 = 5$ と直線 $y = 2x + m$ について、以下の問いに答えます。 (1) 円と直線が共有点を持つとき、定数 $m$ の値の範囲を求めます。 (2) 円と直線が接するとき、定数 $m$ の値と接点の座標を求めます。

幾何学直線接線判別式座標
2025/5/12

1. 問題の内容

x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 と直線 y=2x+my = 2x + m について、以下の問いに答えます。
(1) 円と直線が共有点を持つとき、定数 mm の値の範囲を求めます。
(2) 円と直線が接するとき、定数 mm の値と接点の座標を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 円と直線が共有点を持つ条件を求めるには、まず直線の式を円の式に代入して、xx に関する二次方程式を作ります。
x2+(2x+m)2=5x^2 + (2x+m)^2 = 5
x2+4x2+4mx+m2=5x^2 + 4x^2 + 4mx + m^2 = 5
5x2+4mx+m25=05x^2 + 4mx + m^2 - 5 = 0
この二次方程式が実数解を持つ条件は、判別式 DDD0D \ge 0 であることです。
D=(4m)24(5)(m25)=16m220m2+100=4m2+100D = (4m)^2 - 4(5)(m^2 - 5) = 16m^2 - 20m^2 + 100 = -4m^2 + 100
4m2+1000-4m^2 + 100 \ge 0
4m21004m^2 \le 100
m225m^2 \le 25
5m5-5 \le m \le 5
(2) 円と直線が接する条件は、(1) で求めた二次方程式の判別式 DDD=0D = 0 となることです。
4m2+100=0-4m^2 + 100 = 0
m2=25m^2 = 25
m=±5m = \pm 5
m=5m=5 のとき、5x2+20x+20=05x^2 + 20x + 20 = 0 より x2+4x+4=0x^2 + 4x + 4 = 0 となり、(x+2)2=0(x+2)^2 = 0 なので、x=2x = -2 です。
y=2x+m=2(2)+5=1y = 2x + m = 2(-2) + 5 = 1
したがって、接点の座標は (2,1)(-2, 1) です。
m=5m=-5 のとき、5x220x+20=05x^2 - 20x + 20 = 0 より x24x+4=0x^2 - 4x + 4 = 0 となり、(x2)2=0(x-2)^2 = 0 なので、x=2x = 2 です。
y=2x+m=2(2)5=1y = 2x + m = 2(2) - 5 = -1
したがって、接点の座標は (2,1)(2, -1) です。

3. 最終的な答え

(1) 5m5-5 \le m \le 5
(2) m=5m = 5 のとき、接点の座標は (2,1)(-2, 1)
m=5m = -5 のとき、接点の座標は (2,1)(2, -1)

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