4つの問題が出題されています。 1. 定積分 $\int_0^\infty e^{-ax^2} dx$ を求める。 2. 密度が $\rho(r) = \frac{\rho_0}{r}$ ($\rho_0$ は定数)で与えられる半径 $a$ の球の質量 $M$ を求める。 3. 半径 $a$、高さ $h$ の円柱内に電荷密度 $\rho = q_0(a-r)$ ($q_0$ は定数、$r$ は円柱の中心軸からの距離)で電荷が分布しているときの、円柱内の総電荷量 $Q$ を求める。 4. 半径 $a$、高さ $h$ で質量 $M$ の一様な円柱の中心を原点に置き、円柱の軸に垂直な $y$ 軸を回転軸としたときの慣性モーメント $I$ を求める。
2025/5/13
## 問題の解答
1. 問題の内容
4つの問題が出題されています。
1. 定積分 $\int_0^\infty e^{-ax^2} dx$ を求める。
2. 密度が $\rho(r) = \frac{\rho_0}{r}$ ($\rho_0$ は定数)で与えられる半径 $a$ の球の質量 $M$ を求める。
3. 半径 $a$、高さ $h$ の円柱内に電荷密度 $\rho = q_0(a-r)$ ($q_0$ は定数、$r$ は円柱の中心軸からの距離)で電荷が分布しているときの、円柱内の総電荷量 $Q$ を求める。
4. 半径 $a$、高さ $h$ で質量 $M$ の一様な円柱の中心を原点に置き、円柱の軸に垂直な $y$ 軸を回転軸としたときの慣性モーメント $I$ を求める。
2. 解き方の手順
1. **定積分の計算**
を計算します。これはガウス積分と呼ばれる積分で、既知の結果を利用できます。
まず、 と置換すると、、 となります。
積分範囲は に対して となります。
よって、
であることを利用すると、
2. **球の質量の計算**
質量密度 で与えられる球の質量 を計算します。
球座標系で積分します。微小体積要素は です。
球の質量は、密度を体積で積分することで求まります。
を代入すると、
したがって、
3. **円柱内の総電荷量の計算**
円柱座標系で積分します。微小体積要素は です。
電荷密度は です。
円柱の総電荷量 は、電荷密度を体積で積分することで求まります。
したがって、
4. **円柱の慣性モーメントの計算**
円柱の慣性モーメントは、微小質量 と回転軸からの距離 を用いて で計算できます。
円柱座標系で、 です。
ここで、 です。
回転軸からの距離は です。よって