高さ300mから350gのボールを自由落下させたとき、地上に着くときの速度を、等加速度運動の考え方とエネルギー保存則の考え方で求める問題です。空気抵抗は無視できるものとし、重力加速度 $g = 9.807 \mathrm{m/s^2}$ とします。
2025/5/13
1. 問題の内容
高さ300mから350gのボールを自由落下させたとき、地上に着くときの速度を、等加速度運動の考え方とエネルギー保存則の考え方で求める問題です。空気抵抗は無視できるものとし、重力加速度 とします。
2. 解き方の手順
(i) 等加速度運動の考え方
自由落下は等加速度運動なので、以下の公式を使います。
ここで、は地上に着くときの速度、は初速度(ここでは0)、は重力加速度、は落下距離です。
なので、式は
となります。
与えられた値を代入します。
(ii) エネルギー保存則の考え方
位置エネルギーが運動エネルギーに変換されると考えます。
初期位置での位置エネルギーは であり、地上に着いたときの運動エネルギーは です。
エネルギー保存則より、
両辺をで割ると、
与えられた値を代入します。
どちらの考え方でも同じ結果になります。
3. 最終的な答え
地上に着くときの速度は約 です。