三角形ABCにおいて、点Gは重心、Dは直線BGと辺CAの交点、E, FはGを通り辺BCに平行な直線と辺AB, ACとの交点、Hは直線AGと辺BCの交点である。$\triangle ABC = 1$のとき、$\triangle BEG$の面積を求めよ。

幾何学三角形重心面積相似
2025/5/13

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、点Gは重心、Dは直線BGと辺CAの交点、E, FはGを通り辺BCに平行な直線と辺AB, ACとの交点、Hは直線AGと辺BCの交点である。ABC=1\triangle ABC = 1のとき、BEG\triangle BEGの面積を求めよ。

2. 解き方の手順

重心の性質より、AG:GH = 2:1。
EFはBCに平行なので、AEFABC\triangle AEF \sim \triangle ABC
AG:AH = AG:(AG+GH) = 2:(2+1) = 2:3。
相似比は2:3なので、面積比は22:32=4:92^2:3^2 = 4:9
よって、AEF=49ABC=49\triangle AEF = \frac{4}{9}\triangle ABC = \frac{4}{9}
重心の性質より、BGはABC\angle ABCの中線ではないので、EはABの中点とは限らない。しかし、BGの中線に関して考えると、BGの中点をIとすると、GI = IB。また、EF // BCなので、BEG\triangle BEGGEF\triangle GEFの高さは共通である。
BEG\triangle BEGの面積を求めるために、まずABH\triangle ABHの面積を考える。
AHはABC\triangle ABCの中線ではないので、BH = HCとは限らない。
GはABC\triangle ABCの重心なので、中線上に存在する。
ABG=BCG=CAG=13ABC=13\triangle ABG = \triangle BCG = \triangle CAG = \frac{1}{3} \triangle ABC = \frac{1}{3}
EF // BCより、BEG\triangle BEGBCG\triangle BCGに着目すると、
BEBA=BGBH\frac{BE}{BA} = \frac{BG}{BH}ではない。
EはAB上にあるので、BEG\triangle BEGの面積を考える。
AEG=AFG\triangle AEG = \triangle AFGである。
また、BEEA=CGGA\frac{BE}{EA} = \frac{CG}{GA}であることは言えない。
AG:GH=2:1より、AH:AG = 3:2となるので、AG = (2/3)AH。
BGの延長線がACと交わる点をDとする。
BEG\triangle BEGの面積をSとする。
ABC\triangle ABCの面積が1なので、ABG=BCG=CAG=1/3\triangle ABG = \triangle BCG = \triangle CAG = 1/3
また、AEG=49\triangle AEG = \frac{4}{9}
EBG:ABG=BE:AB\triangle EBG: \triangle ABG = BE:AB
BEAB=EGBC=AGAH=23\frac{BE}{AB}=\frac{EG}{BC}=\frac{AG}{AH}=\frac{2}{3}
BEG=23ABG=2313=29\triangle BEG = \frac{2}{3} \triangle ABG = \frac{2}{3} * \frac{1}{3} = \frac{2}{9}

3. 最終的な答え

BEG=29\triangle BEG = \frac{2}{9}

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