(1) 四面体の体積を求める。
まず、三角形ABCは正三角形である。AB = BC = CA = 6であるため、三角形ABCの面積Sは、
S=43×62=93 次に、点Dから平面ABCに下ろした垂線の足をHとする。
AD=BD=4より、点Hは線分ABの中点になる。 点Hは三角形ABCの外心でもある。
三角形ABCの外接円の半径はR=4Sabc=4×936×6×6=36=23 DHの長さを求める。AD2=AH2+DH2より、42=(23)2+DH2なので、16=12+DH2となり、DH2=4。 四面体ABCDの体積Vは、V=31×S×DH=31×93×2=63 (2) 四面体の外接球および内接球の半径を求める。
四面体ABCDの外接球の半径をRとする。
R=12V(a2+b2+c2+d2−e2−f2)2−4(a2b2+a2c2+b2c2+d2e2+d2f2+e2f2)+(a4+b4+c4+d4+e4+f4) ただし、a=AB=6, b=AC=6, c=BC=6, d=AD=4, e=BD=4, f=CD=5。 計算が複雑になるため、別の方法を検討する。
四面体ABCDは、AB=BC=CA=6, AD=BD=4, CD=5であるため、A,B,CはDを中心とする球面上にある。
三角形ABCは正三角形なので、外接球の中心OはDH上にある。
AO = Rとすると、AH2+HO2=R2となり、HO = ∣DH−DO∣=∣2−R∣であるから、 (23)2+(R−2)2=R2 12+R2−4R+4=R2 16−4R=0 したがって、外接球の半径は4である。
内接球の半径をrとする。
四面体の表面積Tを求める。
三角形ABCの面積は93。 三角形ACDの面積を求める。AC=6, AD=4, CD=5なので、ヘロンの公式より、s=26+4+5=7.5, S=7.5×(7.5−6)×(7.5−4)×(7.5−5)=7.5×1.5×3.5×2.5=215×23×27×25=4157 三角形BCDの面積も同じで、4157。 三角形ABDの面積も同じで、4157。 四面体の表面積は、93+3×4157=93+4457 体積V = 31×T×rより、63=31×(93+4457)×r 183=(93+4457)×r r=93+4457183=3+45723=43+5783=(43)2−(57)283(43−57)=48−17583(43−57)=−12783(43−57)=−127323(43−57)=1278(521−12)