6つの数字 1, 1, 2, 2, 3, 3 を1列に並べる。 (1) 異なる並べ方は全部で何通りあるか。 (2) 同じ数字が隣り合わない並べ方は何通りあるか。
2025/5/13
1. 問題の内容
6つの数字 1, 1, 2, 2, 3, 3 を1列に並べる。
(1) 異なる並べ方は全部で何通りあるか。
(2) 同じ数字が隣り合わない並べ方は何通りあるか。
2. 解き方の手順
(1) 異なる並べ方の総数
6つの数字の中に、1が2つ、2が2つ、3が2つあるので、同じものを含む順列の公式を利用する。
全体の並べ方は、 通り。ただし、1が区別できないので2!で割り、同様に2と3についても2!で割る必要がある。したがって、異なる並べ方の総数は、
通り
(2) 同じ数字が隣り合わない並べ方の総数
まず、1, 2, 3を一列に並べる。その並べ方は 通り。
例えば、1 2 3 という並びになったとする。このとき、1と2の間、2と3の間、3の後ろにそれぞれ隙間ができる。
この隙間に、残りの1, 2, 3をそれぞれ入れることを考える。
1 2 3 の並びで、1の隣に1を入れないためには、1を2と3の間に入れるしかない。同様に、2は1と3の間、3は1と2の間に入れるしかない。
つまり、1 2 3 1 2 3 という並び順になる。
しかし、このようにすると、1と1、2と2、3と3が隣り合うことになるので、同じ数字が隣り合わないように並べるのは難しい。
包除原理を利用する。
まず、すべての並べ方(90通り)から、少なくとも1組の同じ数字が隣り合うものを引く。
1が隣り合う場合、2が隣り合う場合、3が隣り合う場合をそれぞれ考える。
A: 1が隣り合う場合、B: 2が隣り合う場合、C: 3が隣り合う場合とする。
|A| = 1が隣り合う場合を1つのものと考えると、5つのものを並べることになるので、 通り。
|B| = |C| = 30 通り。
= 1と2がそれぞれ隣り合う場合、4つのものを並べることになるので、 通り。
通り。
= 1と2と3がそれぞれ隣り合う場合、3つのものを並べることになるので、 通り。
したがって、
通り。
すべての並べ方から、少なくとも1組の同じ数字が隣り合うものを引くと、90 - 60 = 30 通り。
2, 3, 1, 3, 1, 2
2, 3, 1, 2, 3, 1
3, 2, 1, 3, 1, 2
3, 2, 1, 2, 3, 1
1 2 3 1 2 3
30通りではない。
1,2,3を並べた後に間に入れるのが難しい
試行錯誤すると30通りになる.
30通り
3. 最終的な答え
(1) 90通り
(2) 30通り