ある会社が分譲したマンションXとYについて、世帯人数を調べた結果が表にまとめられています。 問題は、マンションXの平均世帯人数を求めることと、マンションYの平均世帯人数、マンションXにおける3人以上の世帯の割合、マンションYにおける2人以下の世帯の割合について述べたア、イ、ウの中から正しいものを選ぶことです。

確率論・統計学平均割合データ分析
2025/5/13

1. 問題の内容

ある会社が分譲したマンションXとYについて、世帯人数を調べた結果が表にまとめられています。
問題は、マンションXの平均世帯人数を求めることと、マンションYの平均世帯人数、マンションXにおける3人以上の世帯の割合、マンションYにおける2人以下の世帯の割合について述べたア、イ、ウの中から正しいものを選ぶことです。

2. 解き方の手順

(1) マンションXの平均世帯人数を求める。
マンションXの世帯人数は以下の通りです。
1人: 9世帯
2人: 21世帯
3人: 27世帯
4人: 35世帯
5人: 8世帯
合計: 100世帯
平均世帯人数は、各世帯人数の世帯数と人数を掛けたものを合計し、総世帯数で割ることで求められます。
平均世帯人数=(1×9)+(2×21)+(3×27)+(4×35)+(5×8)100平均世帯人数 = \frac{(1 \times 9) + (2 \times 21) + (3 \times 27) + (4 \times 35) + (5 \times 8)}{100}
平均世帯人数=9+42+81+140+40100平均世帯人数 = \frac{9 + 42 + 81 + 140 + 40}{100}
平均世帯人数=312100=3.12平均世帯人数 = \frac{312}{100} = 3.12
小数点以下第3位を四捨五入する必要がある場合、3.120となります。
(2) ア、イ、ウの正誤を判定する。
ア:マンションYの平均世帯人数を計算する。
マンションYの世帯人数は以下の通りです。
1人: 14世帯
2人: 15世帯
3人: 13世帯
4人: 6世帯
5人: 2世帯
合計: 50世帯
平均世帯人数=(1×14)+(2×15)+(3×13)+(4×6)+(5×2)50平均世帯人数 = \frac{(1 \times 14) + (2 \times 15) + (3 \times 13) + (4 \times 6) + (5 \times 2)}{50}
平均世帯人数=14+30+39+24+1050平均世帯人数 = \frac{14 + 30 + 39 + 24 + 10}{50}
平均世帯人数=11750=2.34平均世帯人数 = \frac{117}{50} = 2.34
よって、マンションYの平均世帯人数は2.34人であり、「ア:マンションYの平均世帯人数は1.17人である」は誤りです。
イ:マンションXで3人以上の世帯が70%を占めるかどうかを計算する。
3人以上の世帯数は、3人 + 4人 + 5人 = 27 + 35 + 8 = 70世帯
全体の世帯数は100世帯なので、割合は70/100 = 70%
よって、「イ:マンションXでは3人以上の世帯が70%を占める」は正しいです。
ウ:マンションYで2人以下の世帯が58%を占めるかどうかを計算する。
2人以下の世帯数は、1人 + 2人 = 14 + 15 = 29世帯
全体の世帯数は50世帯なので、割合は29/50 = 58%
よって、「ウ:マンションYでは2人以下の世帯が58%を占める」は正しいです。
したがって、イとウが正しいので、答えはFです。

3. 最終的な答え

マンションXの平均世帯人数は 3.12 人です。
ア、イ、ウのうち正しいものは、F(イとウの両方)です。

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