50人にAとBの2問のクイズを出題したところ、Aを正解した人は27人、Bを正解した人は13人、AもBも正解した人は4人だった。 (1) AもBも正解しなかった人は何人か。 (2) Aだけ正解し、Bは正解しなかった人は何人か。

確率論・統計学集合包除原理確率統計
2025/5/14

1. 問題の内容

50人にAとBの2問のクイズを出題したところ、Aを正解した人は27人、Bを正解した人は13人、AもBも正解した人は4人だった。
(1) AもBも正解しなかった人は何人か。
(2) Aだけ正解し、Bは正解しなかった人は何人か。

2. 解き方の手順

(1)
* Aを正解した人の集合をAA、Bを正解した人の集合をBBとする。
* n(A)=27n(A) = 27
* n(B)=13n(B) = 13
* n(AB)=4n(A \cap B) = 4
* n(U)=50n(U) = 50 (全体の人数)
* AまたはBを正解した人の数 n(AB)n(A \cup B)は、包除原理より、n(AB)=n(A)+n(B)n(AB)n(A \cup B) = n(A) + n(B) - n(A \cap B)で計算できる。
n(AB)=27+134=36n(A \cup B) = 27 + 13 - 4 = 36
* AもBも正解しなかった人の数は、全体からAまたはBを正解した人の数を引けばよい。
n(AB)=n(U)n(AB)n(\overline{A \cup B}) = n(U) - n(A \cup B)
n(AB)=5036=14n(\overline{A \cup B}) = 50 - 36 = 14
(2)
* Aだけ正解し、Bは正解しなかった人の数は、n(AB)n(A \cap \overline{B})で表される。
* これは、Aを正解した人の数からAとB両方正解した人の数を引けばよい。
n(AB)=n(A)n(AB)n(A \cap \overline{B}) = n(A) - n(A \cap B)
n(AB)=274=23n(A \cap \overline{B}) = 27 - 4 = 23

3. 最終的な答え

(1) AもBも正解しなかった人は14人。
(2) Aだけ正解し、Bは正解しなかった人は23人。

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