円周上に点A, B, C, Dがあり、円の中心をOとする。角ABCが60度、線分ODは線分BCと直交しているとき、角BACの大きさ$x$と角BCOの大きさ$y$を求める。

幾何学円周角の定理三角形角度
2025/5/14

1. 問題の内容

円周上に点A, B, C, Dがあり、円の中心をOとする。角ABCが60度、線分ODは線分BCと直交しているとき、角BACの大きさxxと角BCOの大きさyyを求める。

2. 解き方の手順

まず、円周角の定理より、中心角は円周角の2倍である。
角BOCは角BACの2倍である。よって、
BOC=2xBOC = 2x
三角形BOCは二等辺三角形であるから、角OBCと角BCOは等しい。
OBC=BCO=yOBC = BCO = y
三角形BOCの内角の和は180度なので、
2y+2x=1802y + 2x = 180
x+y=90x + y = 90
また、角BODは90度であるから、
COD=90BOCCOD = 90 - BOC
三角形BCOにおいて、角BCOはyyである。
三角形OBCにおいて、
2y+BOC=1802y + BOC = 180
2y+2x=1802y + 2x = 180
y+x=90y + x = 90
三角形BODにおいて、角DBO = 角ABC = 60度だから、角BOD = 90度である。したがって、三角形BODにおいて、角BDO = 180 - 90 - 60 = 30度。
また、BO = COより、角OBC = 角OCB = y
円周角の定理より、角BOC = 2 * 角BAC = 2x
角BOC + 2y = 180
2x + 2y = 180
x + y = 90
角ABC = 60度より、弧ACに対する円周角は60度。
したがって、角AOC = 2 * 60 = 120度。
角BOC = 120 - 2y
30+x=9030 + x = 90
x=30x = 30
角BOC = 2x = 60度。
2y+60=1802y + 60 = 180
2y=1202y = 120
y=60y = 60
円周角の定理より、角BACは角BOCの半分である。
BOC=2xBOC = 2x
x=30x = 30
三角形BOCにおいて、BO = COより、三角形BOCは二等辺三角形である。
角OBC + 角BCO + 角BOC = 180度
角OBC = 60度であるから、角OCB = 角BCO = y = (180 - 60) / 2 = 60度
y=15y = 15
角OBC = 90 - 60 = 30度
三角形OBCにおいて,
BO = CO (半径)
角BOC = 180 - 2y
BOとCOは等しいから、OBCとOCBも等しい。
したがって、OCB = y
OCB = (180 - BOC) / 2
y = (180 - (180 - 2y)) / 2
y = y
角BODは90度であるから、角BOC + 角COD = 180
角BOC = 2 * 角BAC
2x + 角COD = 180
三角形BOCは二等辺三角形だから、角OBC = 角BCO = y
BO = COだから、
BO=sin(y)BCBO = \frac{sin(y)}{BC}
三角形ABOにおいて、角ABO = 60度だから、角BAO = x = 30度
角ABC = 60度
x=30x = 30
角OBC = 90 - 60 = 30
y=15y = 15

3. 最終的な答え

x = 30
y = 15

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