2組の連立方程式が与えられており、それぞれ同じ解を持つとき、$a$と$b$の値を求める問題です。 (3) の問題 $$\begin{cases} -x+2y=8 \\ ax-by=-9 \end{cases}$$ と $$\begin{cases} -2x+y=7 \\ -bx+ay=11 \end{cases}$$ (4) の問題 $$\begin{cases} 3x+y=7 \\ ax+5y=2 \end{cases}$$ と $$\begin{cases} 2x+by=4 \\ x-y=5 \end{cases}$$

代数学連立方程式代入方程式の解
2025/5/14
はい、承知いたしました。数学の問題を解きます。

1. 問題の内容

2組の連立方程式が与えられており、それぞれ同じ解を持つとき、aabbの値を求める問題です。
(3) の問題
\begin{cases}
-x+2y=8 \\
ax-by=-9
\end{cases}
\begin{cases}
-2x+y=7 \\
-bx+ay=11
\end{cases}
(4) の問題
\begin{cases}
3x+y=7 \\
ax+5y=2
\end{cases}
\begin{cases}
2x+by=4 \\
x-y=5
\end{cases}

2. 解き方の手順

(3) の問題
まず、共通の解を持つ連立方程式の解を求めます。
\begin{cases}
-x+2y=8 \\
-2x+y=7
\end{cases}
1番目の式を2倍すると、2x+4y=16-2x+4y=16となります。
この式から2番目の式を引くと、
(2x+4y)(2x+y)=167(-2x+4y) - (-2x+y) = 16-7
3y=93y=9
y=3y=3
y=3y=3x+2y=8-x+2y=8に代入すると、x+2(3)=8-x+2(3)=8より、x+6=8-x+6=8なので、x=2x=-2
よって、共通の解はx=2,y=3x=-2, y=3
次に、この解を他の連立方程式に代入します。
\begin{cases}
a(-2) - b(3) = -9 \\
-b(-2) + a(3) = 11
\end{cases}
\begin{cases}
-2a-3b=-9 \\
2b+3a=11
\end{cases}
\begin{cases}
2a+3b=9 \\
3a+2b=11
\end{cases}
1番目の式を3倍、2番目の式を2倍すると、
\begin{cases}
6a+9b=27 \\
6a+4b=22
\end{cases}
1番目の式から2番目の式を引くと、
5b=55b=5
b=1b=1
b=1b=12a+3b=92a+3b=9に代入すると、2a+3(1)=92a+3(1)=9より、2a=62a=6なので、a=3a=3
よって、a=3,b=1a=3, b=1
(4) の問題
まず、共通の解を持つ連立方程式の解を求めます。
\begin{cases}
x-y=5 \\
3x+y=7
\end{cases}
2つの式を足すと、
(xy)+(3x+y)=5+7(x-y)+(3x+y) = 5+7
4x=124x=12
x=3x=3
x=3x=3xy=5x-y=5に代入すると、3y=53-y=5より、y=2y=-2
よって、共通の解はx=3,y=2x=3, y=-2
次に、この解を他の連立方程式に代入します。
\begin{cases}
a(3) + 5(-2) = 2 \\
2(3) + b(-2) = 4
\end{cases}
\begin{cases}
3a - 10 = 2 \\
6 - 2b = 4
\end{cases}
\begin{cases}
3a=12 \\
-2b=-2
\end{cases}
\begin{cases}
a=4 \\
b=1
\end{cases}
よって、a=4,b=1a=4, b=1

3. 最終的な答え

(3) a=3,b=1a=3, b=1
(4) a=4,b=1a=4, b=1

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